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14才の頃に歌った曲.5 [14才の恋話]

 中学時代の私は、ほとんど歌詞が英語の曲ばかり作詞や作曲していました。たとえば 'In Nature' や 'I Don't Care'、'Call Me Back Again'、'Our Life' といったような題の曲たちです。
 このうち 'In Nature' は三拍子の美しい旋律で始まるのに四拍子のにぎやかなサビがはさまる、なかなか中学生ばなれした作品だったと自分では思っています。

 しかし自分で覚えているかぎりでは二曲だけ、歌詞が日本語の曲もありました。
 そのうちの一つは「友だちの友だちは友だちさ そのまた友だちも友だちさ」と始まる「友情行進曲」です。これなどは、いかにも少年少女が歌う唱歌といった感じですね。

 そしてもう一曲が、中学を卒業する直前の三月十日に作った「受験生のうた」です。
 この曲には受験生が強いられている圧迫感と、どうにかしてそれを吹き飛ばしてやろうとあがく心理が描かれているように感じられます。
 その歌詞は、次のようなものでした。

    受験生のうた

君  僕とけんかをしようよ
欲求不満解消には  いいものだよ
君のその頬に  いなずまのような
僕のストレートパンチを  おみまいしようか
人目につくように  はでにやろう
みんな笑って  応援してくれるだろう

君  僕と抱き合おうよ
君と僕なら  似合いのカップルさ
こんな冬の  寒い日には
抱き合っていた方が  暖かいよ
ついでに あつい接吻もかわそう
みんな笑って  やじってくれるだろう

君  僕と叫ぼうよ
文句は何でも  かまいやしない
窓から顔をだして  大きな声で
木々に木魂して  星空にひびけ
人はもう皆  眠っているけれど
みんな笑って  起きだしてくるだろう

君  僕と踊ろうよ
ワルツがいいな  ムードをだして
足を踏んでも  怒りっこなしだよ
ほら  音楽が流れてきた
いやな気持ちは  吹き飛ばせ
みんなも笑って  踊りだすだろう

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14才の頃に歌った曲.4 [14才の恋話]

 14才の頃の私が Beatles の次くらいにその曲を好んで聴いていたバンドは、おそらくPink Floyd でしょう。

 私は27才の時、ミサトに「プロポーズの予告」をしました。そして「今は仕事が忙しいので、結婚のことは考えられない」と言うミサトに対して、次のように頼んでみたのです。
「もしもミサトがスタートの合図を鳴らすつもりになった時はさ。ボクも絶対、そのレースに参加させてほしいと思っているからね。だから出走者の名簿の片隅にでいいから、どうかボクの名前も載せておいてくれないか」
(この件については当塾に掲載された「10年ごしのプロポーズ」の第15章をご参照ください)

 この「スタートの合図」という科白は、Pink Floyd のアルバム'Dark Side Of The Moon' に収められた'Time'という曲の歌詞を踏まえたものでした。
 Pink Floyd の一員だったRoger Waters が作詞した'Time'の歌詞を、私は訳してみたことがあります。その結果は、次のようなものでした。

    Time

退屈な一日の一瞬々々が刻々と過ぎ去っていく
君は時間を無意味に浪費してしまう
故郷の土地をうろつきまわる
何か  もしくは誰かが進むべき道を示してくれないかと待ちつづけて

陽ざしのなかでまどろむことにも
家で閉じこもって雨を眺めるのにも飽きてしまった
君は若いし人生はまだまだ長いんだ
今はまだ時を無駄にしたってかまうまい
だがある日ようやく君は気づかされる
十年の月日が過ぎ去ってしまったことに
いつ走り出せばいいのかなんて誰も教えてくれやしなかった
君は Starting Gun (スタートの合図)を聴きのがしてしまったんだ

追いつこうと走っても走っても
太陽は無慈悲に沈んでしまう
そしてひとめぐりしては
君の後ろに再び現われる
それは昨日と同じ太陽かもしれない
だが君は一日分だけ齢をとっている
息は切れがちだし
一日分だけ死に近づいてしまっている

一年は来るたびに少しづつ短くなっていき
もはや時は見あたりなどしない
企むことどもにも実現されるあてはなく
ページ半分に描かれた線も
静かな諦めのうちに宙ぶらりんとなるのが
英国流のやりかたというものだ
時は過ぎゆき歌は鳴りやむ
もっと言おうと思っていたことがあったはずだが

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14才の頃に歌った曲.3 [14才の恋話]

 14才の頃の私が Beatles の曲と同じくらいに好んで歌っていたのが、Beatles を解散した後にJohn Lennon が作った曲たちです。
 その中で、アルバム'Imagine' に収められている'Jealos Guy' という曲の歌詞を訳してみたことがあります。
 その結果は、次のようなものでした。

    Jealous Guy

過ぎ来し方を夢みていた
心は高なりはじめていた
自分をおさえるすべを見うしなってしまいそうだ

とても不安だった
君が愛してくれないのではないかと怖れて
心のなかでふるえていた

君にこちらを向いてほしかった
君がどこかへ行ってしまうような気がした
ひとり苦しみに耐えていた

傷つけるつもりじゃなかったんだ
君を泣かせてしまってごめんね
君を傷つけたくなんかなかった
僕はただのやきもちやきなのさ

 同じアルバムに収められている'Crippled Inside' を、「心が潰えはてる時」という題で訳してみたこともあります。その結果は、次のようなものでした。

    心が潰えはてる時

靴を光らせて着かざることはできる
髪に櫛をいれ  きれいに見せることも
素顔は笑いの陰に隠してしまえる
ただ隠せないのは心の傷跡さ

仮面をかぶり顔を塗りたくることも
自分を人間だと呼ぶこともできる
えりを立ててネクタイをしめるのもできる
隠しきれないのは心の傷跡さ

猫は九つもの命を持っていると言われているけれど
君の人生は一度きりしかないし
犬になるのもぞっとしないし
窓の外を見てごらん

教会へ行って賛美歌もうたえる
人を肌の色で裁くことも
死ぬまで嘘を貫くこともできる
隠せないのは心が片端になった時

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14才の頃に歌った曲.2 [14才の恋話]

 John Lennon は Beatles 時代の中期くらいから、かなり前衛的と言えそうな内容の歌詞を書くようになりました。ここではその例として、やはり私が訳してみたことのある「おいらはセイウチ」(I Am The Walrus)を見てみましょう。これは映画'Magical Mystery Tour'で挿入歌として使われた曲です。

    おいらはセイウチ

おいらは奴さ  お前が奴で
おいらがお前で皆いっしょくた
銃から飛び出した豚さながらに飛んだり走ってる奴らを見ろよ
おいらは叫ぶ
座ればコーンフレイク
ヴァンが来るのを待っている
寄り合いTシャツ愚かな火曜日
行儀をくずして顔を長く伸ばし
おいらはエッグマン  奴らもエッグマン
おいらはセイウチ

ミスター・シテイの警官  座るよ
可愛い小さな警官  列をなし
空のルーシーのように飛んだり走ってる奴らを見ろよ
おいらは叫ぶ
黄色いカスタード
死んだ犬の目から垂れている
蟹と魚とポルノグラフィック尼僧
行儀をくずしてズボンなんか脱いじまえ
おいらはエッグマン  奴らもエッグマン
おいらはセイウチ

イギリス庭園で座って陽がさすのを待っている
もしも陽がささなけりゃイギリスの雨で陽やけして
おいらはエッグマン  奴らもエッグマン
おいらはセイウチ

エキスパートにテキスパート  咳きこんでいる喫煙者
ジョーカーが君を笑っているように感じないかい
豚小屋の中の豚のように笑ってる奴らを見ろよ
おいらは叫ぶ
小麦粉いわし
登るよエッフェル・タワー
元素のペンギン歌うよハリ・クリシュナ
奴らは蹴とばすエドガー・アラン・ポー
おいらはエッグマン  奴らもエッグマン
おいらはセイウチ

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