付6 デートに関する誤解など

　女の人たちは普通、ロマンティックなデートをするのが好きですよね。
　しかし『現代版ルールズ』の Rule 14 には、次のように書かれています。

　現代の付き合い方はどんどんカジュアル化してきて、近ごろでは単にまったりと一緒にいる、ということが増えてきました。（中略）なんとなく一緒にいる、というのは男性にとってなんの努力もいらないことで、どのような意味もない行為です。

「単にまったりと一緒にいる」のは確かに「男性にとってなんの努力もいらないことで」すが、しかし「どのような意味もない行為」だとは限りません。
　女性と違って男性は、「ロマンティックなデート」をしたいだなどとは特に思わない人も少なくありません。それよりは、自分が愛している相手の女性と「単にまったりと一緒にいる」のが好きな人も多いのです。
　そんな男性も「一時的な遊びの恋の相手」とは、「ロマンティックなデート」をしようとする傾向があります。
　しかし男性が「人生の伴侶」にしたい相手の女性とは、「単にまったりと一緒にい」ようとする時も多くなりがちなのです。なにせ本当に結婚などをして一緒に暮らす「人生の伴侶」になったら、「単にまったりと一緒にいる」時間が増えるわけですし。

　それでは満足できないという女性は、ロマンティックなデートがしたいのだと相手の男性にはっきりと伝えてください。そうすれば、相手の男性がその女性のことを本当に大切に思っているのなら、相手の希望をかなえようとするはずですので。

　それから『現代版ルールズ』の第7章では「あなたのことを本当に好きな彼ならば、自分の予定を変えてでも一緒にクリスマスを過ごし、大晦日から年が明ける瞬間のキスを逃したりはしないでしょう」と書かれ、「彼があなたの誕生日やイベントの日などを無視したら、会うのをやめる」ようにと勧めています。
　しかし男性には、クリスマスや誕生日などに特別な意味を感じていない人もいます。
　その男性が「女性はクリスマスや誕生日などを重視する人が多い」と知らなければ、それらの日にも特に何かをしようとはしない可能性があるのです。

　したがって、相手の男性が「あなたの誕生日やイベントの日などを無視した」というだけで「あなたのことを本当に好き」ではないのだと決めつけてしまうのは危険です。
　その男性も「女性はクリスマスや誕生日などを重視する人が多い」と知り、しかも相手の女性のことを「本当に好き」だったなら、それらの日を相手の女性と一緒に過ごすようにしようとしはじめる可能性があるからです。

　それから『現代版ルールズ』の Rule 19 には「普段の土曜日の夜のデートは、彼が支払いをするべきなのです」と書かれています。「旅行の計画、予約はすべて彼に任せて、彼のクレジットカードで支払ってもらいましょう」とも書かれています。

　しかし相手の男性よりも大幅に若輩だったり学生だったりするわけではない女性が相手に奢らせてばかりいると、わがままで自己中心的で傲慢だと思われてしまう可能性があります。
　そのような女性のことは「一時的な遊びの恋の相手」とはしても、「人生の伴侶」とすることは避けておこうと考える男性が少なくないのです。
　ですから相手の男性の「人生の伴侶」になりたいのであれば、相手に一方的に奢らせるのは避けておいた方がいいでしょう。

　Rule 13 では「『愛』『結婚』『婚約』『結婚式』『赤ちゃん』のような言葉は避けてください。あなたの双子の姉が今度結婚するので、結婚パーティでエスコートしてもらう彼氏を探しているなどと口にしてはいけません」と書かれています。
　確かに普段からしばしば結婚の話題を持ち出し、相手の男性と結婚したがっていることを匂わせてしまうのは危険です。「ぎらぎら女性」や「がつがつ女性」だと思われて、避けられてしまうようになる可能性が高いからです。

　しかし普段、結婚の話題を持ち出していないのであれば――
　実際に姉などが結婚する時には、その話をしても大丈夫な可能性が高いでしょう。
　その話をきっかけに相手の男性が結婚のことを意識しはじめるようになる、という効果が期待できる可能性もあります。

[読者へのお願い]
「人気blogランキング」に参加しています。
　上の文章を読んで「参考になった」とか「面白かった」などと評価してくださる方は、下の行をクリックしてくださると幸いです。
「人気blogランキング」に「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」への一票を投じる