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9 20代前後はきらきら志向.1 [本当に愛されるのは]

 日本では十八歳になると、たいていの者が高校を卒業します。
 そして多くの者たちは、それまでよりも広い世界へと出て行くのです。

 それまでの小学校や中学校や高校は、同じ地域に住んでいる生徒など、何らかの点で限定された者たちが集まっていました。
 しかし高校を卒業して大学や専門学校などへ進学すると、全国から集まってきた学生たちなど、それまでよりも幅が広い友人たちと出会うことになります。
 あるいは高卒で就職した場合でも、それまでの「閉じられた空間」だった学校とは異なる実社会へと出て行くことになるわけです。
(進学や就職をせず、いわゆる「家事手伝い」になって家にこもるなど、それまでよりも世界が狭くなってしまう場合もないわけではありませんが)
 したがって「恋愛の対象となる可能性がある異性の幅」も、それまでよりも広くなる場合が多くなります。

 しかも十八歳くらいになると、恋愛に対する姿勢も微妙に変わってきます。
 それまでの恋愛は、学校生活という「閉じられた空間」の中に限定されがちでした。
 それでも女子は、積極的に相手を探して恋愛をしようという姿勢のあった人もいたのかもしれません。
 しかし男子の側は学校生活という「閉じられた空間」の中で、たまたま好きになった相手がいたら恋愛をするかも、という程度の受け身の姿勢だった者も多いのです。現に、この私もそうでしたし。
 しかも日本では「大学の受験が終わるまでは、なるべく恋愛のことは考えずにおこう」と努める人も、とりわけ男子の中には多いようです。

 それが十八歳くらいになると、少し変わってくるわけです。
 大学や専門学校に進学したり就職すれば、さらに大学院などへの進学を考える一部の者や資格試験のたぐいを受ける人を除いて、ほとんどの人にとっては「次の受験」はありません。その意味で自由になり、気も楽になります(就職時に入社試験がある可能性もありますが、これは「事前に試験問題を予想して、それに備えた勉強をする」というのは困難な場合が多いでしょう)。

 しかも男性は結婚ができない年齢だった高校時代までとは違って、十八歳になれば将来の結婚も視野の先に入ってきはじめます。そして結婚をするためには、自分に合った異性を見つけなくてはいけません。
 ですから「自分に合った異性」を探すためにも、積極的に恋愛をしようとする者が増えるのです。

 とりわけ高校を卒業するまで恋愛を我慢していた人たちは、「いよいよ自分も恋愛をするぞ」と気持ちがはやるのではないでしょうか。
 それまで男子校や女子校にかよっていた人が男女共学の大学や専門学校などに進学した場合も「これで自分も、やっと恋愛できる」と考えたりしがちなようですし。

 高校時代まで性交の経験がなかったり、あるいは経験があっても回数が限られていた男子の場合は、これに性欲もからんできます。
 高校時代まで童貞だった男子の場合、ぜひ性交をしてみたいという思いがいっそう高まります。「この歳にもなって童貞だなんて、情けない。早く童貞ではなくなってしまわなければ」という気もしてきます。
 性交の経験がある男子も「もう高校も卒業したのだから、今までよりももっと性交したい」と考える者が多くなります。
 ですから「性交できる相手」、つまり「セックスさせてくれる相手」を探そうとするのです。

「もしも相手が妊娠してしまったらまずい」という制約も、高校時代までよりは希薄になります。
 たとえ大学や専門学校などの学生であっても、数年後には卒業して就職すると考えられるわけです。したがって、少し待てば経済的に自立して結婚することができるわけです。
 しかも高校時代までとは違い、アルバイトなどもしやすくなっている人が多くなります。したがって堕胎をすることにした場合も、その費用を親などに頼らず自分たちで用意することができる可能性が高いわけです(ただし筆者は決して、堕胎をお勧めするわけではありません)。

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