9 20代前後はきらきら志向.2 [本当に愛されるのは]
このように十八歳くらいからは、男性も女性も恋愛に対して積極的な人の割合が多くなります(十八歳から先は、もう「男子」と「女子」ではなく「男性」や「女性」と書くことにしましょう)。
ただし同じように「恋愛に対して積極的」とは言っても、男性と女性では「どのように積極的か」という点で違いがある場合があるようです。
女性は十八歳の前であっても後であっても「できれば一人の男性と深く愛しあう仲になって、その関係を長く続けることができれば幸せだ」と考える人が多いのではないでしょうか。
しかし男性の側は、とりわけ二十代の前後くらいの時期には「なるべくたくさん、いろいろな女性とつきあってみたい」と考える人も多いのです。
この考えの裏には「なるべく大勢の女性と性交をして、いろいろな女性の体を味わってみたい」という、あまり誉められない気持ちも潜んでいるようです。
でも、その一方では「合理的だ」と言えそうな側面もあるのではないでしょうか。
なるべく大勢の女性と試しにつきあってみれば、その中から自分に最も適した相手を最後に選ぶことができるようになるわけですので。
それに男と女とでは、ものの考え方などに異なっている点があります。
ですので「なるべく多くの異性と恋人などとして深く関わるほど、自分とは異なる異性のものの考え方などを詳しく知ることができる」という利点もあるわけです。
しかも二十代の前後くらいの時期の男性が「なるべくたくさん、いろいろな女性とつきあってみたい」と考えるのは、遺伝子によってそう仕向けられているせいでもあるようです。
生き物の性質や行動などは、かなり遺伝子によって決定づけられてしまっているようだ――最近の生物学では、そう考えられています。
遺伝子は自分と同じ遺伝情報を持った遺伝子が、なるべく後世にまで受けつがれるようにしようとします。そして、その遺伝子を持っている生物に対して、この目的を達成するために適した性質を備えさせたり、この目的を達成するために適した行動をさせたりするのです。
人間の恋愛や結婚に関する心理や行動も、そのような遺伝子の性質によって影響されていると、現在の生物学では考えます。
しかも人類は数百万年ほど前から長い間、原始的な狩猟生活をしていたものと考えられています。
そして地域によっては一万年ほど前から少しずつ、農耕を主とする生活に移り変わってきたと思われるのです。
しかし遺伝子が持っている遺伝情報は、一万年くらいでは簡単に大きく変わりません。
ですから人類が持っている遺伝情報は、今なお原始時代の生活にあわせてできている部分が多いと考えられます。
そして原始時代には、せっかく妊娠しても死産に終わってしまったり幼いうちに死んでしまう子供の割合が非常に高かったものと考えられています。そのような中で男性が確実に自分の子孫を残すためには、できるだけ多くの子供を産ませる必要があったわけです。
しかし男性の側と違って、一人の女性が一生に産むことのできる子供の数は限られています。ですから多くの子供を産ませるために男性は、多くの女性と性交をする必要があったわけです。
しかもいろいろな女性に自分の子供を産ませるほど、男性にとっては自分の子孫が後世にまで生きながらえる可能性が高まります。
何人もの女性との間に子供が産まれれば、それぞれの子供は母親の遺伝情報をも受けついでいるので「同じ男性の子供でも、母親が違えば遺伝情報は少しずつ異なる」状態になります。その結果として、たとえば寒さに強い子供と暑さに強い子供とが生まれる可能性があります。
そうなれば、たとえ地球が温暖化して暑さに弱い子供の方は死んでしまったとしても、暑さに強い子供の方は生き残る可能性があるわけです。あるいは逆に地球が寒冷化して寒さに弱い子供の方は死んでしまったとしても、寒さに強い子供の方は生き残る可能性があります。このように、いろいろな遺伝子を持った子供がいるほど「自分の遺伝子を持った子孫が後世にまで生き延びる」可能性が高まるわけです。
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女性は十八歳の前であっても後であっても「できれば一人の男性と深く愛しあう仲になって、その関係を長く続けることができれば幸せだ」と考える人が多いのではないでしょうか。
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この考えの裏には「なるべく大勢の女性と性交をして、いろいろな女性の体を味わってみたい」という、あまり誉められない気持ちも潜んでいるようです。
でも、その一方では「合理的だ」と言えそうな側面もあるのではないでしょうか。
なるべく大勢の女性と試しにつきあってみれば、その中から自分に最も適した相手を最後に選ぶことができるようになるわけですので。
それに男と女とでは、ものの考え方などに異なっている点があります。
ですので「なるべく多くの異性と恋人などとして深く関わるほど、自分とは異なる異性のものの考え方などを詳しく知ることができる」という利点もあるわけです。
しかも二十代の前後くらいの時期の男性が「なるべくたくさん、いろいろな女性とつきあってみたい」と考えるのは、遺伝子によってそう仕向けられているせいでもあるようです。
生き物の性質や行動などは、かなり遺伝子によって決定づけられてしまっているようだ――最近の生物学では、そう考えられています。
遺伝子は自分と同じ遺伝情報を持った遺伝子が、なるべく後世にまで受けつがれるようにしようとします。そして、その遺伝子を持っている生物に対して、この目的を達成するために適した性質を備えさせたり、この目的を達成するために適した行動をさせたりするのです。
人間の恋愛や結婚に関する心理や行動も、そのような遺伝子の性質によって影響されていると、現在の生物学では考えます。
しかも人類は数百万年ほど前から長い間、原始的な狩猟生活をしていたものと考えられています。
そして地域によっては一万年ほど前から少しずつ、農耕を主とする生活に移り変わってきたと思われるのです。
しかし遺伝子が持っている遺伝情報は、一万年くらいでは簡単に大きく変わりません。
ですから人類が持っている遺伝情報は、今なお原始時代の生活にあわせてできている部分が多いと考えられます。
そして原始時代には、せっかく妊娠しても死産に終わってしまったり幼いうちに死んでしまう子供の割合が非常に高かったものと考えられています。そのような中で男性が確実に自分の子孫を残すためには、できるだけ多くの子供を産ませる必要があったわけです。
しかし男性の側と違って、一人の女性が一生に産むことのできる子供の数は限られています。ですから多くの子供を産ませるために男性は、多くの女性と性交をする必要があったわけです。
しかもいろいろな女性に自分の子供を産ませるほど、男性にとっては自分の子孫が後世にまで生きながらえる可能性が高まります。
何人もの女性との間に子供が産まれれば、それぞれの子供は母親の遺伝情報をも受けついでいるので「同じ男性の子供でも、母親が違えば遺伝情報は少しずつ異なる」状態になります。その結果として、たとえば寒さに強い子供と暑さに強い子供とが生まれる可能性があります。
そうなれば、たとえ地球が温暖化して暑さに弱い子供の方は死んでしまったとしても、暑さに強い子供の方は生き残る可能性があるわけです。あるいは逆に地球が寒冷化して寒さに弱い子供の方は死んでしまったとしても、寒さに強い子供の方は生き残る可能性があります。このように、いろいろな遺伝子を持った子供がいるほど「自分の遺伝子を持った子孫が後世にまで生き延びる」可能性が高まるわけです。
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2012-12-01 16:08
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