挿入して長時間の性交 [恋愛実用書などで学ぶ]
山村不二夫『性技実践講座』河出i文庫
『セックスレス亡国論』の著者の鹿島茂は、『オール・アバウト・セックス』という本も出しています。これはセックスに関する、いろいろな本を紹介している本です。
そして、その本の中では山村不二夫の『性技実践講座』について「これは、真に驚くべき本である。男たるもの、絶対に一読されるようお勧めする。」と書かれていました。
そこで私も、『性技実践講座』を読んでみたのです。
この『性技実践講座』もペニスを膣に挿入してのピストン運動ではなく、他のやり方でゆっくりと長く女性に快感を与える「性技」を勧めています。たとえば、次のようにです。
女性はペニスの抽送で膣壁をこすられるよりも、ペニスを根元までしっかり膣に納めたまま、外陰部全体を男性の恥骨やペニスの根元に強く押し付けながら、こすりつけるように腰を前後に揺すり動かすほうが感じやすいのです。円運動もよろしいし、左右への揺さぶりも結構です。物理的に言って、前後のこすりつけと揺すりが体に一番楽で、腰を大きく激しく水平に動かして長時間続けられます。
そして著者の山村不二夫は、次のようにも書いています。
このやりようでは、ご主人の快感は犠牲になるかもしれません。が、何事も愛する奥さまの「喜び」のためです。上下の抽送はなるたけ遠慮してください。夫婦の外陰部同士が一番ピッタリ圧着できるような体位を選んで「オシオシ」と「モミモミ」と水平の動きでこすりつけるように腰を揺すってください。ヘアがすりきれるくらいに強く……。楽な体位を工夫すれば、一時間は入れっぱなしで頑張れます。オーガズムを知らない奥さまも、やがて昇りつめられるようになります。
したがって本書が勧める「性技」は、加藤鷹やジョン・グレイやキム・ミョンガンらのそれや、アダム徳永の唱える「スローセックス」とも共通するものだと言えるでしょう。
しかも『性技実践講座』には、たくさんの絵や写真が載せられています。それらと文章とによって、さまざまな「性技」や体位が紹介されているのです。
ただし『性技実践講座』には若干、気になってしまう点もあります。
私は今回、「なるべく女性も抵抗感なく手にすることができそうな本を選ぶ」と「下品でない性の本を紹介」の頁で書かせていただきました。
そのため今回ご紹介する本の中に『性技実践講座』を含めていいのかどうか、少し迷ってしまったのです。
実はこの『性技実践講座』は当初、『ホームトーク』というスワッピング(夫婦交換)の雑誌に連載された文章をまとめて一九八五年にホームダイヤモンド社から出版されました。それを改訂増補して一九九九年に出版されたのが、河出i文庫の『性技実践講座』なのです。
そのため文中には、しばしばスワッピングの話が出てきます。ですから「スワッピングなんて、とんでもない」と思っている人は、読むのに抵抗感を抱いてしまうかもしれません。
それから、もう一点。改訂増補された本書は「結び」などを除くと、全部で19課に分かれています。そのそれぞれの「課」の題を、書き出してみましょう。
このようにアナル・セックスやバイブレーターの使用や、膣への拳の挿入に関する「課」などが多いのです。さらには「性器ピアスと犬姦」という「課」などもあります。
したがって、それらの内容に抵抗感のある人にとっては読むことのできる部分が少なくなってしまうかもしれません。
しかし本書は全体として「女性に気持ちよく感じてもらいたい」という思いで書かれているようです。ですので抵抗感がある「課」は省き、それ以外の部分だけを読んでも充分に参考にはなるのではないでしょうか。
ちなみに私(梧桐)も、セックスの技を物語形式で学べる本を出版しています。『愛の社会へ女尊運動』や『愛は地球を救わない』や『恋愛塾で深~く愛して』、それから『至福の恋人を探して』と『より上の悦楽を求めて』そして『愛のための手術』などです。
下にある本の画像をクリックすると、その本に関するAmazon.co.jpの該当頁が表示されます。
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『セックスレス亡国論』の著者の鹿島茂は、『オール・アバウト・セックス』という本も出しています。これはセックスに関する、いろいろな本を紹介している本です。
そして、その本の中では山村不二夫の『性技実践講座』について「これは、真に驚くべき本である。男たるもの、絶対に一読されるようお勧めする。」と書かれていました。
そこで私も、『性技実践講座』を読んでみたのです。
この『性技実践講座』もペニスを膣に挿入してのピストン運動ではなく、他のやり方でゆっくりと長く女性に快感を与える「性技」を勧めています。たとえば、次のようにです。
女性はペニスの抽送で膣壁をこすられるよりも、ペニスを根元までしっかり膣に納めたまま、外陰部全体を男性の恥骨やペニスの根元に強く押し付けながら、こすりつけるように腰を前後に揺すり動かすほうが感じやすいのです。円運動もよろしいし、左右への揺さぶりも結構です。物理的に言って、前後のこすりつけと揺すりが体に一番楽で、腰を大きく激しく水平に動かして長時間続けられます。
そして著者の山村不二夫は、次のようにも書いています。
このやりようでは、ご主人の快感は犠牲になるかもしれません。が、何事も愛する奥さまの「喜び」のためです。上下の抽送はなるたけ遠慮してください。夫婦の外陰部同士が一番ピッタリ圧着できるような体位を選んで「オシオシ」と「モミモミ」と水平の動きでこすりつけるように腰を揺すってください。ヘアがすりきれるくらいに強く……。楽な体位を工夫すれば、一時間は入れっぱなしで頑張れます。オーガズムを知らない奥さまも、やがて昇りつめられるようになります。
したがって本書が勧める「性技」は、加藤鷹やジョン・グレイやキム・ミョンガンらのそれや、アダム徳永の唱える「スローセックス」とも共通するものだと言えるでしょう。
しかも『性技実践講座』には、たくさんの絵や写真が載せられています。それらと文章とによって、さまざまな「性技」や体位が紹介されているのです。
ただし『性技実践講座』には若干、気になってしまう点もあります。
私は今回、「なるべく女性も抵抗感なく手にすることができそうな本を選ぶ」と「下品でない性の本を紹介」の頁で書かせていただきました。
そのため今回ご紹介する本の中に『性技実践講座』を含めていいのかどうか、少し迷ってしまったのです。
実はこの『性技実践講座』は当初、『ホームトーク』というスワッピング(夫婦交換)の雑誌に連載された文章をまとめて一九八五年にホームダイヤモンド社から出版されました。それを改訂増補して一九九九年に出版されたのが、河出i文庫の『性技実践講座』なのです。
そのため文中には、しばしばスワッピングの話が出てきます。ですから「スワッピングなんて、とんでもない」と思っている人は、読むのに抵抗感を抱いてしまうかもしれません。
それから、もう一点。改訂増補された本書は「結び」などを除くと、全部で19課に分かれています。そのそれぞれの「課」の題を、書き出してみましょう。
- 第1課 男よ、自身を持て!
- 第2課 奥さまの性反応はどのタイプ?
- 第3課 女性を百倍イカセル法
- 第4課 イキ出したら止まらない私のオリジナルプレイ
- 第5課 初心者も無理なくできるシャワープレイ
- 第6課 清潔で痛くないアナルプレイのすすめ
- 第7課 安全なアナルプレイの楽しみ方
- 第8課 インポテンツなんて恐くない!
- 第9課 バイブマニア症候群(上)
- 第10課 バイブマニア症候群(下)
- 第11課 クンニの決め手教えます
- 第12課 過激な性技フィストファック
- 第13課 オーガズムの源流を探る
- 第14課 必勝・クリトリス秘技指南
- 第15課 性道修業・虎の巻
- 第16課 セックスのトラブル
- 第17課 過激特異オーガズム
- 第18課 バイアグラ早わかり
- 第19課 性器ピアスと犬姦
このようにアナル・セックスやバイブレーターの使用や、膣への拳の挿入に関する「課」などが多いのです。さらには「性器ピアスと犬姦」という「課」などもあります。
したがって、それらの内容に抵抗感のある人にとっては読むことのできる部分が少なくなってしまうかもしれません。
しかし本書は全体として「女性に気持ちよく感じてもらいたい」という思いで書かれているようです。ですので抵抗感がある「課」は省き、それ以外の部分だけを読んでも充分に参考にはなるのではないでしょうか。
ちなみに私(梧桐)も、セックスの技を物語形式で学べる本を出版しています。『愛の社会へ女尊運動』や『愛は地球を救わない』や『恋愛塾で深~く愛して』、それから『至福の恋人を探して』と『より上の悦楽を求めて』そして『愛のための手術』などです。
下にある本の画像をクリックすると、その本に関するAmazon.co.jpの該当頁が表示されます。
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「『ホームトーク』というスワッピング(夫婦交換)」の記述は間違いです。
「ホームトーク」は、
夫婦交換の雑誌ではなく、
夫婦交際の雑誌です。
おそらく、あなたは一度も「ホームトーク」という雑誌を読んだことのない方なのでしょうね。
少なくとも、数十年前から、誤解をうむ"夫婦交換"という言葉は、つかわずに
「夫婦交際」というコトバにかわっているはずです。
by kerokiy(ケロキイ) (2015-04-30 03:59)
kerokiy(ケロキイ)さんが書いてくださったCommentに関して2015年の5月2日、下記の頁で言及させていただく予定です。
http://gotolove.blog.so-net.ne.jp/2015-05-02
by 梧桐渉 (2015-04-30 10:10)