女性教師と性交する例も

男の子も十代に入った頃にはセックス、つまり性交に対して興味を持ちはじめます。
「どうやらセックスといわれる行為をすると、とても気持ちがいいらしい」と知って、「自分も、してみたい」と思いはじめたりするわけです。

　ただし十代に入ったばかりの頃ですと、まだ具体的な詳しいことは、あまり知らなかったりもします。
　たとえば「どうやらセックスというのは、男性のペニスを女性の股間にある穴に挿入して行なうらしい」とは知っていても、「男性のペニスを女性の股間にある穴に挿入して、具体的にどういうことを行なうのか」というところまでは知らなかったりするのです。
　これは現にこの私が当時、実際にそうだったのですが。

　それだけに、その年頃の男の子は性に関する話に対して興味深々だったりします。
　性に関して自分の持っている知識が中途半端で不充分なだけに、ちゃんと詳しいことを知りたいと思ってしまうのです。
　自分が男であるだけに、自分とは異なる女性の体に対しても強い関心を抱きがちです。

　たとえば「女の人の陰部はとても奇妙な形をしているそうだけど、実際にはどんな感じなのだろう。誰か、見せてくれないかな」と思ったりするわけです。
　あるいは「女の人の乳房はとても柔らかいそうだけど、どれくらい柔らかいのだろう。自分も赤ん坊の時には母さんの乳房に触れて母乳を飲んでいたはずだけど、もはやその頃の記憶は残っていない。誰か乳房に触らせてくれたり、揉んだりさせてくれないだろうか」などと思ったりもするわけです。
　そういうふうに思春期の男の子というのは、セックスですとか女の人の体ですとかに対する興味が強くて日々、悶々としていたりするのです。――

「母子性交のご提案」の第一章、「男の子が直面する危険」ではそのように書かせていただきました。
　そして「だから思春期の男の子には、セックスのしかたや女の人の体のしくみなどを母親が教えてあげるといいのでは」とご提案させていただいているわけです。

　この件に関して容子さんが、先日も私にメールをくださいました。容子さん、どうもありがとうございます。
　そのメールの中には、次のように書かれている部分がありました。

そういえば、不良の男性で、初体験は14才ごろで学校の保健の先生、音楽の先生だったって、数人に聞いたことがあります。

　セックスのしかたや女の人の体のしくみなどを母親でなく、学校の女性の先生に教わるという手も考えられるわけですね。
　しかも「不良の男性」ですと、同年代の女の子のことは子供っぽく感じられてしまう可能性があります。
　でも歳上の女性教師であれば、そういう問題がなくて済むのかもしれません。

　とはいえ思春期の男の子たち全員に、女性教師がセックスのしかたや女の人の体のしくみなどを教えてあげるわけにはいかないでしょう。
　ですからやはり、母親が自分の息子に教えてあげるというのが現実的だと思うんですよ。

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