勃起せずに自慰が可能 [恋愛小話]
しかも仁藤はなおも言葉を続けて、さらに先端摩擦法の利点をわれわれに唱えたのだ。
「それから先端摩擦法にはもう一つ、とても便利な点があります。それは『ちゃんと勃起できない時でも気持ちよく感じることができて、射精に至ることもできる』という点なんですよ。時おり『男性は勃起できないと、セックスも自慰もできない』と言っている人がいますけど。あれはおそらくその人が、ピストン抽送法による自慰のやり方だけしかご存知ないからなのではないでしょうか。確かに勃起が完全でないと、ピストン抽送法による自慰をして射精に至るのは困難ですよね。しかし先端摩擦法なら、そのかぎりではありません。なんらかの事情で完全な勃起ができない時でも気持ちよく感じることができますし、射精に至ることだって可能ですので」
これは私には、驚きだった。
われわれ男は時おり、勃起ができなくなってしまうことがある。
あるいは勃起できたとしても、その状態を決して長続きさせることができない時もある。
たいていは体調か気の持ちようか、そのどちらかに原因がある場合だ。
たまたま私は体が丈夫なのか、あるいは性欲が強いのか、少しばかり風邪を引いたくらいでは滅多に勃起できなくなってしまうことはない。
しかしそれでも酒を飲みすぎてしまった時などには、きちんと勃起できなくなってしまうことがある。
あるいは何か気がかりなことや、悲しいことがある時などもだ。
これまでそういう場合には、いくら性欲が高まったとしても勃起ができなくて、やむなくセックスや自慰をするのを諦めざるをえなかった。
だがしかし、そういう時にも自慰をして射精もできるようになるのだとしたら――
仁藤が言うところの先端摩擦法ならば、きちんと勃起できない時にも自慰ができるのだとしたら――
それは私にとっても、かなり嬉しく感じられる朗報になるはずだと思われたのだ。
なので私はつい、早く話の先を聞きたくて身を乗り出すようにしてしまった。
もしかすると他の四人の参加者たちも、同じような思いでいたのだろうか。
そして仁藤は、そんなわれわれに向かって説明を続けたのだ。
「今日この説明会を聞きに来てくださった皆さんは、お若い方ばかりみたいですよね。したがってもしも完全な勃起をするのが難しくなってしまう場合があるとしたら、何か特殊な理由がある時だけなのかもしれません。でも男性は歳をとると人によっては、完全な勃起をするのが難しい時が増えてきてしまうこともあります。現に私も、その一人でして。何年か前からほとんど毎年のように、冬の間に数週間ほど勃起不全っぽくなってしまうようになっちゃったんですよ。その何週間かの間さえしのぐことができたら、また元どおり普通に勃起できるようになってくれるんですけど」
そうわれわれに打ち明けた上で仁藤は、さらに話を先へと進めていく。
「しかし先端摩擦法でしたら、なにも勃起が完全である必要はありません。たとえ勃起が完全でないペニスでも先っぽの部分をこすれば、気持ちよく感じることはできますのでね。しかも私の場合はペニスの先っぽの裏側の部分をこすりつづけると、射精に至ることもできるのです。ただし勃起したペニスをこする場合に比べて、少しばかり余分に時間と労力はかかってしまうようなのですが」
(「より上の悦楽を求めて」より)
(「先端摩擦法」には弊害が伴う可能性があります。
「ペニスの先をこする弊害」の頁を、併せてご高覧ください)
『より上の悦楽を求めて』には、より気持ちのいい男性の自慰や性交のやり方の講習が描かれています。
下にある本の画像をクリックすると、その本に関するAmazon.co.jpの該当頁が表示されます。
[読者へのお願い]
「人気blogランキング」に参加しています。
上の文章を読んで「参考になった」とか「面白かった」などと評価してくださる方は、下の行をクリックしてくださると幸いです。
「人気blogランキング」に「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」への一票を投じる
「それから先端摩擦法にはもう一つ、とても便利な点があります。それは『ちゃんと勃起できない時でも気持ちよく感じることができて、射精に至ることもできる』という点なんですよ。時おり『男性は勃起できないと、セックスも自慰もできない』と言っている人がいますけど。あれはおそらくその人が、ピストン抽送法による自慰のやり方だけしかご存知ないからなのではないでしょうか。確かに勃起が完全でないと、ピストン抽送法による自慰をして射精に至るのは困難ですよね。しかし先端摩擦法なら、そのかぎりではありません。なんらかの事情で完全な勃起ができない時でも気持ちよく感じることができますし、射精に至ることだって可能ですので」
これは私には、驚きだった。
われわれ男は時おり、勃起ができなくなってしまうことがある。
あるいは勃起できたとしても、その状態を決して長続きさせることができない時もある。
たいていは体調か気の持ちようか、そのどちらかに原因がある場合だ。
たまたま私は体が丈夫なのか、あるいは性欲が強いのか、少しばかり風邪を引いたくらいでは滅多に勃起できなくなってしまうことはない。
しかしそれでも酒を飲みすぎてしまった時などには、きちんと勃起できなくなってしまうことがある。
あるいは何か気がかりなことや、悲しいことがある時などもだ。
これまでそういう場合には、いくら性欲が高まったとしても勃起ができなくて、やむなくセックスや自慰をするのを諦めざるをえなかった。
だがしかし、そういう時にも自慰をして射精もできるようになるのだとしたら――
仁藤が言うところの先端摩擦法ならば、きちんと勃起できない時にも自慰ができるのだとしたら――
それは私にとっても、かなり嬉しく感じられる朗報になるはずだと思われたのだ。
なので私はつい、早く話の先を聞きたくて身を乗り出すようにしてしまった。
もしかすると他の四人の参加者たちも、同じような思いでいたのだろうか。
そして仁藤は、そんなわれわれに向かって説明を続けたのだ。
「今日この説明会を聞きに来てくださった皆さんは、お若い方ばかりみたいですよね。したがってもしも完全な勃起をするのが難しくなってしまう場合があるとしたら、何か特殊な理由がある時だけなのかもしれません。でも男性は歳をとると人によっては、完全な勃起をするのが難しい時が増えてきてしまうこともあります。現に私も、その一人でして。何年か前からほとんど毎年のように、冬の間に数週間ほど勃起不全っぽくなってしまうようになっちゃったんですよ。その何週間かの間さえしのぐことができたら、また元どおり普通に勃起できるようになってくれるんですけど」
そうわれわれに打ち明けた上で仁藤は、さらに話を先へと進めていく。
「しかし先端摩擦法でしたら、なにも勃起が完全である必要はありません。たとえ勃起が完全でないペニスでも先っぽの部分をこすれば、気持ちよく感じることはできますのでね。しかも私の場合はペニスの先っぽの裏側の部分をこすりつづけると、射精に至ることもできるのです。ただし勃起したペニスをこする場合に比べて、少しばかり余分に時間と労力はかかってしまうようなのですが」
(「より上の悦楽を求めて」より)
(「先端摩擦法」には弊害が伴う可能性があります。
「ペニスの先をこする弊害」の頁を、併せてご高覧ください)
『より上の悦楽を求めて』には、より気持ちのいい男性の自慰や性交のやり方の講習が描かれています。
下にある本の画像をクリックすると、その本に関するAmazon.co.jpの該当頁が表示されます。
[読者へのお願い]
「人気blogランキング」に参加しています。
上の文章を読んで「参考になった」とか「面白かった」などと評価してくださる方は、下の行をクリックしてくださると幸いです。
「人気blogランキング」に「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」への一票を投じる
私は完全に勃つことができない完全な勃起不全なのですが、これを読んで勃起しなくても射精できるようになりました。
真性包茎なので、皮を使ってやっていますが、先端を刺激するのは効果がありました。
治さないとって焦っていましたが、射精できれば問題なさそうなので、ホッとしてします。
by 真性包茎30歳 (2017-09-21 02:42)
「真性包茎30歳」さんが書いてくださったCommentに関して、下記の頁で言及させていただきます。
http://gotolove.blog.so-net.ne.jp/2017-10-06
http://gotolove.blog.so-net.ne.jp/2017-10-13
(↑2017年10月13日に掲載の予定)
by 梧桐渉 (2017-10-06 07:46)