安上がりな生活.2 [楽しく雑穀ダイエット]
服は少しぐらい穴が開いても、着つづける。
髪は床屋へ行かず、自分で切る。五分刈りになら自分でできると気づいたのだ。ただし後頭部の髪が同じ長さに切りそろえられているかどうかは、わからない。だが、それは気にしないことにしている。
ひげは、はさみで刈っている。そうすれば、剃刀や電気ひげ剃り機などを買わずに済ませられるわけだ。
風呂は湯船に湯をはらず、シャワーを浴びるだけで済ませている。そうすれば、水道代とガス代の節約になるのだ。しかも夏の間は温水ではなく、水のままのシャワーを浴びることにしている。
自宅の水洗便所で用を足した後は、排泄物を流すのに必要な最低限の量の水しか流さない。そうすれば、これも水道代の節約になる。
使った後のトイレット・ペーパーは水洗で流してしまわず、ごみとして捨てることにしている。その分、水洗で流す水の量を減らせるわけだ。
暖房は原則として、炬燵だけしか使わない。炬燵は狭く限られた空間を暖めるだけなので、暖房費が少なくて済むのだ。夏も扇風機や冷房は、なるべく使わないことにしている。真夏の間は一日に何回か冷水シャワーを浴びて体を冷やし、暑さに耐えるのだ。
朝は夜が明けて明るくなる頃に起き、夜は早く寝る。そうすれば照明を使う時間が短くなって、電気代を節約できるのだ。
電気掃除機は、持っていない。掃除は箒と雑巾で行なう。これなら電気代は、かからない。
洗濯は古くて壊れかけた二槽式の洗濯機を譲ってもらったので、それで行なっている。ただし、すすぎの時に水を出しっぱなしにはしない。それでも洗濯物に洗剤が残ったりはせず、きれいに洗えるようだと実際に試してみて確認済みだ。
しかも脱水機は、使わない。洗い終わった洗濯物は、自分の手で絞るのだ。冬には手が濡れて冷たくなるが、我慢する。もちろん乾燥機などという物はなく、洗い終えた洗濯物は干して自然に乾かすしかない。
食事で使った食器の類は、自分で洗う。真冬でも温水などは使わず、水で洗う。やはり冷たくても我慢するのだ。自動食器洗い機だとか食器の乾燥機などは、持っていない。
それから健康を維持するために毎日、六キロほどの道のりを走っている。
他の運動をしようと思ったら、なにかしら金がかかってしまうだろう。しかし走るだけなら、金は要らない。
もうここ何年もの間、歯医者の他に医療費を使ったこともない。
確か一回、風邪薬を買ったことがあるだけだ。
「真面目な性愛物語」を書きはじめてから二年以上の間、一度も自分が住んでいる区から外へ出たことがなかった。なるべく自分の足だけで行くことができる範囲内で、生活している。そうすれば、交通費を使わずに済むわけだ。
電話をかけることは、滅多にない。一年間に数回くらいだけだろう。だから毎月の電話代は、ほぼ基本料金と同額だ。
誰かと連絡をとるためにはもっぱら、コンピューターで電子メールを送る。これなら定額のインターネット接続料の他に、通信料はかからない。
そのコンピューターも、十年前の機種をいまだに使いつづけている。性能的に利用できない機能も多いが、我慢して買いかえずにいるのだ。できないことが多いというのは、なんとなく私と似ているようで、愛着が感じられるような気がしないこともない。
TVは持っていないから、NHKの受信料は支払わなくていい。
腕時計はソーラー式だから、電池代は必要ない。改めて部屋の中を見まわしてみても、電池が必要な電気製品は数個だけしか使っていない。ていうか、そもそも電気製品の種類や数が少ないようだ。
人と会うために出かけることは、滅多にない。
ほとんど毎日、食料の買い出しと走りに行く以外は一人で家にこもって暮らしている。
外食をすることも、滅多にない。一年間に数回あれば、多い方だと思う。
酒は飲まないし、煙草も吸わない。
性産業の類を利用したことは、生まれてから今までに一度もない。
競馬などの賭け事をしたことも、やはり一度もない。パチンコも子供向けのおもちゃを除くと今までの人生で一度、試しに数十分ほどの間してみたことがあるだけだ。
つくづく金のかからない日々を送っているな、と思ってしまう。
(「死なないために快楽を」より)
[読者へのお願い]
「人気blogランキング」に参加しています。
上の文章を読んで「参考になった」とか「面白かった」などと評価してくださる方は、下の行をクリックしてくださると幸いです。
「人気blogランキング」に「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」への一票を投じる
髪は床屋へ行かず、自分で切る。五分刈りになら自分でできると気づいたのだ。ただし後頭部の髪が同じ長さに切りそろえられているかどうかは、わからない。だが、それは気にしないことにしている。
ひげは、はさみで刈っている。そうすれば、剃刀や電気ひげ剃り機などを買わずに済ませられるわけだ。
風呂は湯船に湯をはらず、シャワーを浴びるだけで済ませている。そうすれば、水道代とガス代の節約になるのだ。しかも夏の間は温水ではなく、水のままのシャワーを浴びることにしている。
自宅の水洗便所で用を足した後は、排泄物を流すのに必要な最低限の量の水しか流さない。そうすれば、これも水道代の節約になる。
使った後のトイレット・ペーパーは水洗で流してしまわず、ごみとして捨てることにしている。その分、水洗で流す水の量を減らせるわけだ。
暖房は原則として、炬燵だけしか使わない。炬燵は狭く限られた空間を暖めるだけなので、暖房費が少なくて済むのだ。夏も扇風機や冷房は、なるべく使わないことにしている。真夏の間は一日に何回か冷水シャワーを浴びて体を冷やし、暑さに耐えるのだ。
朝は夜が明けて明るくなる頃に起き、夜は早く寝る。そうすれば照明を使う時間が短くなって、電気代を節約できるのだ。
電気掃除機は、持っていない。掃除は箒と雑巾で行なう。これなら電気代は、かからない。
洗濯は古くて壊れかけた二槽式の洗濯機を譲ってもらったので、それで行なっている。ただし、すすぎの時に水を出しっぱなしにはしない。それでも洗濯物に洗剤が残ったりはせず、きれいに洗えるようだと実際に試してみて確認済みだ。
しかも脱水機は、使わない。洗い終わった洗濯物は、自分の手で絞るのだ。冬には手が濡れて冷たくなるが、我慢する。もちろん乾燥機などという物はなく、洗い終えた洗濯物は干して自然に乾かすしかない。
食事で使った食器の類は、自分で洗う。真冬でも温水などは使わず、水で洗う。やはり冷たくても我慢するのだ。自動食器洗い機だとか食器の乾燥機などは、持っていない。
それから健康を維持するために毎日、六キロほどの道のりを走っている。
他の運動をしようと思ったら、なにかしら金がかかってしまうだろう。しかし走るだけなら、金は要らない。
もうここ何年もの間、歯医者の他に医療費を使ったこともない。
確か一回、風邪薬を買ったことがあるだけだ。
「真面目な性愛物語」を書きはじめてから二年以上の間、一度も自分が住んでいる区から外へ出たことがなかった。なるべく自分の足だけで行くことができる範囲内で、生活している。そうすれば、交通費を使わずに済むわけだ。
電話をかけることは、滅多にない。一年間に数回くらいだけだろう。だから毎月の電話代は、ほぼ基本料金と同額だ。
誰かと連絡をとるためにはもっぱら、コンピューターで電子メールを送る。これなら定額のインターネット接続料の他に、通信料はかからない。
そのコンピューターも、十年前の機種をいまだに使いつづけている。性能的に利用できない機能も多いが、我慢して買いかえずにいるのだ。できないことが多いというのは、なんとなく私と似ているようで、愛着が感じられるような気がしないこともない。
TVは持っていないから、NHKの受信料は支払わなくていい。
腕時計はソーラー式だから、電池代は必要ない。改めて部屋の中を見まわしてみても、電池が必要な電気製品は数個だけしか使っていない。ていうか、そもそも電気製品の種類や数が少ないようだ。
人と会うために出かけることは、滅多にない。
ほとんど毎日、食料の買い出しと走りに行く以外は一人で家にこもって暮らしている。
外食をすることも、滅多にない。一年間に数回あれば、多い方だと思う。
酒は飲まないし、煙草も吸わない。
性産業の類を利用したことは、生まれてから今までに一度もない。
競馬などの賭け事をしたことも、やはり一度もない。パチンコも子供向けのおもちゃを除くと今までの人生で一度、試しに数十分ほどの間してみたことがあるだけだ。
つくづく金のかからない日々を送っているな、と思ってしまう。
(「死なないために快楽を」より)
[読者へのお願い]
「人気blogランキング」に参加しています。
上の文章を読んで「参考になった」とか「面白かった」などと評価してくださる方は、下の行をクリックしてくださると幸いです。
「人気blogランキング」に「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」への一票を投じる
コメント 0