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3-1-4 心あたたまる交流の実例.1 [恋愛で必ず幸せになる秘訣]

 ここで一つ、私自身の体験談をお話しすることをお許しください。
 まだ若者と呼ばれる年齢だった私が、東京の区部にあるアパートで独り暮らしをしていた頃の話です。
 そのアパートは全ての部屋が単身者用で、六畳間に台所がついた、いわゆる1Kでした。
 そして私を含めた若干の例外を除くと、なぜか年配の住人が多かったのです。

 その中には職場を定年で退職し、独り暮らしには充分な金額の厚生年金を受けとっている人もいました。その一方では体に障害があって働けなくなり、障害者年金で生活している人などもいました。
 高齢者や障害者が独り暮らしだと、体の具合が悪くなっても誰にも気づいてもらえず、孤独死してしまう可能性があります。しかしそのアパートでは幸い、都会のアパートにしては珍しく、住人同士の交流がありました。

 たとえば高齢者や障害者の人は、ちょっとした力作業をするのも難しかったりする場合があります。そういう時には私に声がかけられ、お手伝いをさせていただいたりしていたのです。
 こちらは若いので、彼らにとっては大変に感じられる作業も、ごく簡単にできてしまったりします。しかし彼らにしてみれば「自分にはできない作業を、やってもらった」ことになるため、こちらの気が引けてしまうくらい感謝してくれるのです。

 経済的には決して豊かでない人たちですから、お金のかかったお礼をしてくれるわけではありません。しかし食べ物のおすそ分けをしていただいたり、余っている物を融通しあうなど、お互いに気づかいあって暮らしていたのです。
 あれは本当に、人情ものの時代劇で描かれるような、長屋の庶民の暮らしに似ていた気がします。

 そのアパートにも残念ながら「自分では何も努力せず、ただ人に頼ろうとするだけ」の人もいました。
 その人は布団すら持たず、マットが一枚あるだけの身一つで引っ越してきたのです。
 そこでアパートの私たちは布団や着替えや座卓や食器など、それぞれの部屋で余っている物を持ちよって、その人に使ってもらうことにしました。
 どこへ行けば仕事が見つかる可能性があるか、ご案内もさせていただきました。その人が風邪をひいた時には、おかゆを作って食べてもらったり薬を渡したりもしました。その人から頼まれて、お金を貸した人もいたそうです。

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3-1-2 NPOなどで探す手も.2 [恋愛で必ず幸せになる秘訣]

 一方、社会的企業というのは、形の上では一般の企業と何も違いません。
 しかし企業が利益を上げることではなくて、社会のために役立つ活動をすることを最大の目標にしている場合、その企業は「社会的企業」などと呼ばれることがあるのです。そういう企業を設立することが「社会的起業」、そういう企業の活動が「社会的事業」などと呼ばれることもあります。

 社会に役立つ活動を長く続けていくためには、そのために働いてくれる人たちが生活していけるだけの賃金を支払う必要があります。したがって社会のために役立つ活動を長く続けていこうとしている団体の中には、NPOやNGOではなく、社会的企業という形を選ぶ例も増えてきているのです。

 普通の企業は利益を上げるため、道義的には少し疑問を感じざるをえないような活動を行なう可能性もあります。
 そして本当の意味で優しい人は、そういう企業に自分が籍を置いているということを、心苦しく感じる可能性があります。
 したがって本当の意味で優しい人は、たとえ賃金は安かったとしても、普通の企業ではなくNPOやNGOや社会的企業を勤め先として選ぶ可能性があるのです。

 しかしNPOやNGOや社会的企業で働いている人たちが、全て「本当の意味で優しい人」だとはかぎりません。
 実際に接してみればわかることですが、NPOやNGOや社会的企業で働いている人たちの中にも、くせのある性格の持ち主などがいることは多いのです。
 それは一つには、自分たちが目指している目標に対して真剣にとりくんでいるからこそなのかもしれません。その結果、少しでも自分と考えややり方に違いがある人に対しては、つい厳しい態度をとってしまう人が混じっていたりするのです。

 しかし「普通の企業や役所より、NPOやNGOや社会的企業などの方が、本当に優しい人が見つかる可能性が高い傾向がある」とは言えるでしょう。
 ですから本当に優しい人を見つけ出したい人は、NPOやNGOや社会的企業の周囲を探してみるようお勧めします。

 あるいはNPOやNGOや社会的企業などでなく、それ以外のヴォランティア活動をやっている人の中から探すという手も考えられます。
 ヴォランティア活動は本来、報酬が伴ってもかまいません。しかし日本でヴォランティア活動という場合は普通、無償のものを指していることが多いようです。したがって、ここでもヴォランティア活動は無償のものに限定して話をさせていただきます。

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3-1-2 NPOなどで探す手も.1 [恋愛で必ず幸せになる秘訣]

 ならば「本当に優しい人」を探すには、どうすればいいのでしょうか。
 この点に関しては残念ながら私も、「必ず役に立つ秘訣」をご紹介することはできそうにありません。本当に優しい人は男性であれ女性であれ、ひっそりと控えめに生きている場合が多く、なかなか見つけるのは難しいからです。

 ただし一つだけ、もしかすると役に立つかもしれないご助言をすることはできます。それは「いわゆる社会的企業だとか、あるいはNPOやNGOの周囲を探すと、本当に優しい人が見つかる可能性がある」というものです。

 本当の意味で優しい人は、自分の身のまわりの人たちだけではなく、広く世の中の大勢の人たちに対して優しい傾向があります。第一部の第四章から第二部にかけて、何度もご説明してきたようにです。
 そういう人たちは、一般的な企業の類や役所に勤めていることも考えられます。その場合、おそらく「どのようにすれば自分が世の中のために役立てるか」と、それぞれの職場で考えていることでしょう。

 しかし中には、特に世の中の役に立つことを目指して設立された団体や企業に勤めている人もいると思われます。そして、そういう人たちが選ぶ傾向のある勤め先としてNPOやNGO、あるいは社会的企業などがあるわけです。

 NPOやNGOや社会的企業を名のっている団体は、残念ながら一部に悪質な例外も混じっている可能性があるものの、本来は何らかの意味で「世の中の役に立つ」ことを目指しているはずです。
 金銭的な利益を上げることを最優先にはしていないはずなので、それらの団体に勤める人は、営利企業の社員に比べて一般的に賃金は低い場合が多くなります。
 したがって、それらの団体に勤めている人は「たとえ賃金は安くてもいいから、世の中の役に立つ仕事がしたい」と強く願っている人が多いと考えられます。
 すなわち本当の意味で優しい人たちの割合が、普通の企業や役所などより高い可能性があるわけです。

 NPOとは「非営利組織」を意味する英語、Non Profit Organization の頭文字をとった略語です。営利を目的としている一般的な企業とは違って、社会の役に立つ活動などを行なおうとしている団体のことです。
 それからNGOは「非政府系組織」を意味する英語、Non Government Organization の頭文字をとった略語です。政府や地方自治体などとは別に、公益のための活動を行なおうとしている団体のことです。

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3-1-1 優しい人を探すのは大変.2 [恋愛で必ず幸せになる秘訣]

 実を申しますと「本当に優しい人」を見つけだすのは、わりと大変な場合も多いのです。なぜなら「本当に優しい人」は、決して数が多くはないからです。
 ほとんどの人は、自分のことを最も大事に思っています。そして現実の社会では、恋愛を除いた他の面では、利己的な人や自己主張の強い人が得をしがちな傾向があります。
 そんな中で、自分のことよりも他人のためを優先するような「本当に優しい人」は、決して多くないというのが現状なのです。

 しかも本当に優しい人は、えてして存在が目立ちにくい傾向にあります。彼らや彼女たちは性格が大人しく、ひっそりと控えめに生きている場合が多いからです。
 異性に対して自分の側から積極的に近づいたりはしない、という人の割合も多くなります。「合コン」すなわち合同コンパの類に参加したり、結婚相手の紹介業やインターネット上の出会い系サイトなどを利用する確率も低いと考えられるでしょう。
 しかもそういう人たちは、真面目な性格の持ち主が多くなります。お酒をあまり、もしくは全く飲まない人の割合も、普通の人たちより多めなのではないでしょうか。したがって、そういう人とは「飲み屋で知りあって、親しくなる」ことを期待するのも難かしいのです。

 お酒が飲める店などで働いたことがあり、そこで大勢の異性と接した経験をもとに、恋愛の指南書を書く人たちもいます。そこに書かれている恋愛術は、そういう店に来るような人が相手の場合には、確かに役に立つのでしょう。
 しかしその手の本に「男とは(あるいは女とは)こういうものだ」などと書かれているのを私が読むと、思わず首を傾げてしまう場合も少なくありません。「この書き手は一部の男性(あるいは女性)のことしか知らないのに、自分の知識が全ての男性(あるいは女性)に当てはまるかのように思いこんでしまっているようだな」と感じてしまう場合が多いからです。

 たとえば私は今まで一度も、いわゆる性産業の類の店を利用したことがありません。その店に勤める女の人が客と同じテーブルについて接待する形式の飲酒店も一回、私に恩を感じている人に連れられて行ったことがあるだけです。その人は、そういう店に案内すれば私が喜ぶだろうと勘違いしたのでしょう。
 そして、これは何も決して私だけの話ではありません。私と同じような人は、数は少ないかもしれないものの、他にもいるはずだと思います。

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