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紙の本に愛着のある人も [真に役立つ恋愛本を]

 当塾の「電子書籍の利点と難点.1」の頁に先日、なおぼんさんが以下のようなコメントを書いてくださいました。

電子書籍の便利さは、わかっています。
でも買わない。
その答えは、案外、あなたもお分かりなんじゃないですか?
その答えを知っている上で、キンドルに走るか、走らないか…
好みの問題なんですよ。
本は、酒と同じで、好みがはっきりするものなんです。
功利を求める読者はキンドルでいい。
そうじゃない読者は、「量はいらない、いいものを手元で楽しみたい」ということでしょうね。
ちかごろ、酒の世界も「発泡酒」だので、本物が肩身が狭い。
電子書籍も、そうじゃないかしら?
あたしは、古本屋漁りを楽しんだり、父母の大量の蔵書を読むのに時間を取られて、新刊書には手が出ないわ。

 私自身は電子書籍を読むための専用端末である白黒画面のキンドルを買ってからというもの、もはや紙製の本は滅多に読まず、ほとんど電子書籍ばかりを読むようになってしまいました。
 そんな私は「功利を求め」「いいもの」がわからない奴だと言われているかのようで、「肩身が狭い」ですね(苦笑)。

 しかし電子著書の出版で生計を立てていくことを考えている私にとって、なおぼんさんのご意見は実に謙虚に耳を傾けるべきものだと思われます。
 なおぼんさん、どうもありがとうございました。

 なおぼんさんのようなご意見をお持ちの方たちが、ある程度の規模でいらっしゃる――
 という事実は、世論調査によっても明らかになっているようです。
 先日、2015年10月26日の毎日新聞の朝刊に「第69回読書世論調査」の結果が載せられてました。
 それによると「電子書籍を読んだことがありますか。」という問いに対して「読んだことがない」と答えた人は、全体の79%いたのだそうです。

 そして「読んだことがない」と答えた人に「これから電子書籍を読んでみたいと思いますか。」と訊ねたところ、80%の人たちが「読みたいと思わない」と答えたのだそうです。
 さらに「読みたいと思わない」と答えた人たちに「最も大きな理由はどれですか。」と訊ね、いくつかの選択肢の中から一つを選んでもらったようです。
 すると29%の人たちが、「紙の本に愛着があるから」という選択肢を選んだのだそうです。

 79%のうちの80%の、さらに29%は全体の約18%にあたります。
 すなわち「電子書籍を読んだことがなく、これからも読みたいとは思わない。その最も大きな理由は、紙の本に愛着があるからだ」という人が全体の約2割ほど、いらっしゃるわけですね。
 さらには「電子書籍を読んだことはあるけど、今後もまた読みたいとは思わない。その最も大きな理由は、紙の本に愛着があるからだ」という人たちも、いらっしゃる可能性があります。
 その人たちをも含めて「これまでに電子書籍を読んだことがあるかないかは別として、電子書籍を読みたいとは特に思わない。その最も大きな理由は、紙の本に愛着があるからだ」という人たちが、全体の少なくとも約2割程度以上はいらっしゃると考えられるわけです。

 そしてどうやらなおぼんさんも、そのうちのお一人のようですね。

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なおぼん

こんばんは
本に対する「愛着」もあります。
その一つは、めくる行為でしょうかね。
絵本というものが「めくる」ことを前提にして仕掛けをしています。
あたしは絵本が好きなのでよく手に取るのですが、紙の本という制約を最大限に利用した文化であり、他に代替させることがほぼ不可能ではないかと思います。
もちろん、電子化すれば「動画」つまりアニメになってしまい、もはや別の媒体ですね。
それはそれです。
キンドルの良い面もあります。
あたしもいずれは手に取ることになるでしょう。
老眼には、字の拡大が自在な媒体というものは重宝ですからね。

by なおぼん (2015-11-20 00:44) 

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