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性交話の好みの男女差 [関連サイトから学ぶ]

「wawabubu(なおぼん)のblog」では、しばしば性的な話題に関する女性の本音が語られます。
 そこで当塾でも今まで何度か、「wawabubu(なおぼん)のblog」を取り上げさせていただいてきました。
 具体的には、「なおぼんさん関連頁一覧」をご参照ください。

 その「wawabubu(なおぼん)のblog」に2015年の5月4日、「お話を書くという仕事」という題の頁が掲載されました。
 その中には、たとえば次のように書かれている部分があります。

AVの脚本だって、顧客が男性だとするならば、いささか過剰でも、おかしなシチュエーションを盛り込まないといけない。
女が顧客なら、「性器」とか「行為」とかの即物的な構成ではなく、無形の彩りが必要なんだ。
大脳で感じるところに「文化」が必要なのは、男女ともにあるんだけど、見せ方に工夫が必要だ。
意味のないカットが功を奏するのが、男用。
いや、脚本家はそこまで書き込んでいなくても、監督がそういう「無駄」なカットを挿入して膨らませる。
したがって、出来上がりはずいぶん「けったいな」シロモノになっていることが、ままある。

 そして、次のように書かれているのが「男用」の「いささか過剰でも、おかしなシチュエーション」の一例なのでしょうか。

不思議に思うのだが、男は行為中に女に「おちんちん」とか「おまんこ」とか言わせたがるね。
藤堂監督もそういうカットを入れたがる。
あたしの本にはそんなこと一言も入れてないのによ。
観客の男は、そういうのが欲しいんだね。
可愛い子が可愛い声で恥ずかしそうに「おちんちんを入れてほしい」って言えば、「イイネ」が増えるのよ。
いやはや、人間の大脳はマジネーションのルツボだ。

 一方で「女用」に関して、なおぼんさんは次のように書いておられます。

女用は、「流れ」に重きをおく。
話しの流れが、気持ちを掻き立てるのには重要なんだ。
だから、セリフに力を入れる。
表現力が良くも悪くも質を決める。
「ありえない」ものでも「ありうるかもしれない」と思わせたら、しめたもの。
テーマが異なるかもしれないが、「言葉で攻める」SMモノは、非常に気を使う。
こっちも大変、勉強しなければならない。
差別的な、「表現の自由」の範疇を軽く超えたようなことを俳優に言わせなければならない。
あたしは、そういうのは好きじゃない。
嫌悪感さえもつが、「嫌悪感」こそ性的興奮を誘うのだと監督は力説する。

 そして、なおぼんさんは次のように書いておられるのです。

並みの道具でも「大きい」とか「太いわ」とか「硬いのね」なんて言えば、それで十分、作品の質が上がる。
実際の閨房で、女がそんなこと言うかぁ?
あまり、お相手の性器の品定めはしないと思うよ。
「おもてなし」だから。やっぱり。

 こういった女性の率直なご意見が読めるのは、まじめな性愛物語を書いて電子出版している私にとっても大いに参考になります。
 なおぼんさんに、感謝しないと。

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