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出来が悪いからこそモテる [関連サイトから学ぶ]

 当塾の「気づかいあう男女の話」の頁に先日、「soramove」というblogへのトラックバックがつけられました。
 この件については、当塾の「感想を語りあう相手を」の頁で言及されています。

 ところで「soramove」には、メディアワークス文庫の一冊として出版された三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』の第四巻について言及している頁があります。
 そこでは、以下のように書かれています。

「推理モノとしては
素人っぽいけれど
なんか憎めない作品で
結局4作目も読んでしまった」(中略)
今どきここまでマンガのような
男女がいるだろうかと
リアルさはだから全く感じないが
それが作りものとしては
すんなり笑えるし
なんとかなって欲しいものだと応援したくなる。

 私は『ビブリア古書堂の事件手帖』は、一巻目と二巻目しか読んでいません。
 しかし「soramove」に書かれているのと同じような感想を、一巻目と二巻目に対して抱いたのです。

『ビブリア古書堂の事件手帖』の一巻目や二巻目を読んだ時に私は、率直に言って「とても拙いな」と感じてしまいました。
 しかし「拙いけれど、なぜか憎めないし応援したくなる」とも感じたのです。
『ビブリア古書堂の事件手帖』の連作は、これまでに480万部が売れたそうです。
 おそらく『ビブリア古書堂の事件手帖』の連作を読んだ人たちの中には、「soramove」の書き手や私と同じように感じた人も多いのではないでしょうか。

 でも、ですよ。
 もしも三上延が『ビブリア古書堂の事件手帖』の連作の拙さを自覚できておらず、「こんなに売れたのだから、これでいいのだろう」と思い込んでしまったとしたら――
 三上延の今後のためには、とても問題だと考えざるをえません。

 そして同じようなことは、恋愛などの人間関係についても言えるのではないでしょうか。
 とても未熟ではあるのですが、その未熟さが「なぜか憎めないし応援したくなる」ためモテる人たちがいます。
 たとえば当塾の「16才と27才の恋話」や「20才と31才の恋話」に登場するナツヨも高校生の頃、そういう状態にありました。
 いろいろと面倒を引き起こしてはいたのですが、一生懸命に生きようとしている姿が健気に感じられたため、まわりの人たちに愛されていたのです(この件については当塾の「10年ごしのプロポーズ.2-4」などの頁をご参照ください)。
 どうも「出来のいい子供より、出来の悪い子の方が可愛がられる」という傾向もあるようですし。

 でも、ですよ。
 もしも「出来の悪い子供」が「自分は愛されているのだから、このままでいいのだろう」と思い込んでしまったとしたら――
 そして、大人になっても「出来の悪い」ままでいつづけたとしたら――
 その場合はやはり、まわりの人たちから愛想をつかされてしまいかねません。
 ですので、その点は充分に気をつける必要があるだろうと思われます。

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ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)


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ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)


ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)


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