結婚しセックスしまくる [恋愛小説などから学ぶ]
ステファニー・メイヤー『トワイライトIV』上・下・最終章 小原亜美・訳 ヴィレッジブックス
「〈トワイライト〉シリーズ」の第四作『トワイライトIV』の原題は'Twilight IV'ではなく、'Breaking Dawn'です。すなわち「夜明けの始まり」ですね。
この『トワイライトIV』をヴィレッジブックス社は『トワイライトIV 上』『トワイライトIV 下』および『トワイライトIV 最終章』という三巻に分けて出版しました。少しわかりにくいのですが『トワイライトIV 上』の後に『トワイライトIV 下』が続き、それで終わりではなく、その後にさらに『トワイライトIV 最終章』が続くのです。
この三冊は長さが均等ではなく、『トワイライトIV 上』が二百ページ強で『トワイライトIV 下』は三百ページ強、そして『トワイライトIV 最終章』は五百ページ強になっています。
このように三巻に分ける場合は、各巻を『上』『中』『下』とするのが普通でしょう。
あるいは各巻の長さと内容を考慮して『トワイライトIV 上』を『前篇 上』、『トワイライトIV 下』を『前篇 下』、そして『トワイライトIV 最終章』を『後篇』とする手なども考えられます。
ところがヴィレッジブックス社は『下』の後にさらに『最終章』が続くという、わかりにくい構成にしました。
しかも『トワイライトIV 最終章』は実際には、「プロローグ」を除いて21個の章が収められています。
したがってヴィレッジブックス社による各巻の命名は、わかりにくいだけでなく間違ってもいると言わなければなりません。
このような各巻の名づけ方を出版社がすると、読者の中には「こういう名づけ方も、ありなのかな」と思ってしまう人が出てくる可能性が考えられます。
ですのでヴィレッジブックス社は、批判されてもしかたがないと思われます。
ところで『トワイライトIV』の内容ですが、まず『トワイライトIV 上』ではベラとエドワードの結婚式と新婚旅行、そして初夜の様子などが描かれます。
エドワードの一家はお金持ちだということもあり、とても豪華な結婚式と新婚旅行です。
おそらく多くの女性の読者の皆さんは、それらが描かれている『トワイライトIV 上』を読んで、大きな憧れを感じるのではないでしょうか。
番外篇と言える『トワイライト 哀しき新生者』を除くと、『トワイライト』から『トワイライトIV』までのほとんどの部分はベラの視点で描かれています。
しかし『トワイライトIV 下』に収められた部分はジェイコブの視点で、ベラの妊娠と出産が描かれます。
そして『トワイライトIV 最終章』では再びベラの視点に戻って、ベラが女児を出産した後の話が描かれていきます。
とりわけ『トワイライトIV 最終章』の前半の部分は、エドワードの一家にベラとその父親やジェイコブたちも加えたホーム・ドラマの様相を呈していると言えるでしょう。
ホーム・ドラマは日本でも英語圏でも、たくさん作られています。
しかし日本のホーム・ドラマでは、夫婦の性交が描かれているものは滅多に見かけません。
それに対して英語圏で書かれたホーム・ドラマ的な小説では、夫婦の性交の場面が出てくるものもあります。
この件については当塾の「『ガープの世界』」の頁でも詳しく触れていますので、そちらも併せてご高覧ください。
そして『トワイライトIV 最終章』の前半でもベラとエドワードの、ほのぼのとした愛情にあふれた性交の場面が描かれています。
おそらくそれらの場面を読んだ人たちの多くは、とても温かい気持ちになれるのではないでしょうか。
『トワイライトIV 最終章』の後半は、いわば「SF戦闘もの」のような話になります。
連作の全体を終わらせるにあたって、ぜひとも盛り上がる場面を描こうとしたのでしょう。
ここに至って急に登場人物が増えるので、その一人一人を覚えるのはやや大変な気もしてしまうのですけど。
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この『トワイライトIV』をヴィレッジブックス社は『トワイライトIV 上』『トワイライトIV 下』および『トワイライトIV 最終章』という三巻に分けて出版しました。少しわかりにくいのですが『トワイライトIV 上』の後に『トワイライトIV 下』が続き、それで終わりではなく、その後にさらに『トワイライトIV 最終章』が続くのです。
この三冊は長さが均等ではなく、『トワイライトIV 上』が二百ページ強で『トワイライトIV 下』は三百ページ強、そして『トワイライトIV 最終章』は五百ページ強になっています。
このように三巻に分ける場合は、各巻を『上』『中』『下』とするのが普通でしょう。
あるいは各巻の長さと内容を考慮して『トワイライトIV 上』を『前篇 上』、『トワイライトIV 下』を『前篇 下』、そして『トワイライトIV 最終章』を『後篇』とする手なども考えられます。
ところがヴィレッジブックス社は『下』の後にさらに『最終章』が続くという、わかりにくい構成にしました。
しかも『トワイライトIV 最終章』は実際には、「プロローグ」を除いて21個の章が収められています。
したがってヴィレッジブックス社による各巻の命名は、わかりにくいだけでなく間違ってもいると言わなければなりません。
このような各巻の名づけ方を出版社がすると、読者の中には「こういう名づけ方も、ありなのかな」と思ってしまう人が出てくる可能性が考えられます。
ですのでヴィレッジブックス社は、批判されてもしかたがないと思われます。
ところで『トワイライトIV』の内容ですが、まず『トワイライトIV 上』ではベラとエドワードの結婚式と新婚旅行、そして初夜の様子などが描かれます。
エドワードの一家はお金持ちだということもあり、とても豪華な結婚式と新婚旅行です。
おそらく多くの女性の読者の皆さんは、それらが描かれている『トワイライトIV 上』を読んで、大きな憧れを感じるのではないでしょうか。
番外篇と言える『トワイライト 哀しき新生者』を除くと、『トワイライト』から『トワイライトIV』までのほとんどの部分はベラの視点で描かれています。
しかし『トワイライトIV 下』に収められた部分はジェイコブの視点で、ベラの妊娠と出産が描かれます。
そして『トワイライトIV 最終章』では再びベラの視点に戻って、ベラが女児を出産した後の話が描かれていきます。
とりわけ『トワイライトIV 最終章』の前半の部分は、エドワードの一家にベラとその父親やジェイコブたちも加えたホーム・ドラマの様相を呈していると言えるでしょう。
ホーム・ドラマは日本でも英語圏でも、たくさん作られています。
しかし日本のホーム・ドラマでは、夫婦の性交が描かれているものは滅多に見かけません。
それに対して英語圏で書かれたホーム・ドラマ的な小説では、夫婦の性交の場面が出てくるものもあります。
この件については当塾の「『ガープの世界』」の頁でも詳しく触れていますので、そちらも併せてご高覧ください。
そして『トワイライトIV 最終章』の前半でもベラとエドワードの、ほのぼのとした愛情にあふれた性交の場面が描かれています。
おそらくそれらの場面を読んだ人たちの多くは、とても温かい気持ちになれるのではないでしょうか。
『トワイライトIV 最終章』の後半は、いわば「SF戦闘もの」のような話になります。
連作の全体を終わらせるにあたって、ぜひとも盛り上がる場面を描こうとしたのでしょう。
ここに至って急に登場人物が増えるので、その一人一人を覚えるのはやや大変な気もしてしまうのですけど。
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