G2010への第3信 [真に役立つ恋愛本を]
(前略)
お手数をおかけしてしまっておりますことをお詫びし、かつお礼を申し上げさせていただきます。
御社が「作品を公募」なさるのが大まかにいつ頃となりそうか、前信でお訊ねさせていただきましたよね。後に変更される可能性が高い単なる「めど」でも構いませんので、現時点でのお心づもりをお聞かせいただけないだろうかとお願い申し上げたのでした。
それに対して現時点でお返事をいただいていないのは、おそらく私のご提案を検討してみてくださっているからなのでしょう。その場合、ご検討の結果として私のご提案を受け入れないという結論になる可能性もあることを考えると、現時点で安易に私に期待をさせるようなお返事をくださるわけにはいかないでしょうし。
数週間ほどしてから「社内で検討の結果、前向きに考えてみることになりました」と出版社様からご連絡をいただき出版に至ったことは、過去に何度かありました。おそらく今回の御社の場合も、同じような状況なのではないでしょうか。
だとしましたらお手数をおかけしてしまっていることをお詫びし、お礼を申し上げさせていただきます。またその場合、おそらく私が差し上げた前信に対するお返事が遅れてしまっていることを申し訳なく思ってくださっていることでしょう。ですので「お返事が遅れております事情はわかっていますので、どうかご安心ください」とお伝えするため、このMailを書かせていただくことにしました。近くご検討の結果をご連絡いただけるのを、楽しみに待たせていただきたいと思います。
既存の出版社による書籍の電子化は少しずつしか進んでおらず、電子書籍の読者は不満を感じているようだと言われております。どうしても出版社の側としては比較的、オーソドックスな書籍から電子化を進める傾向があるのでしょう。性的な内容の書籍などの電子化は、つい後まわしにされてしまいがちなのでしょうし。しかし電子書籍の読者の間で、性的な内容の書籍に対する潜在的なニーズは大きいものと思われます。ここで御社がそのような内容の電子書籍を出せば、喜ばれるのではないでしょうか。ただし村上龍さんのその手の作品はSM趣味のない人には受けにくいようですので、その分は拙作で補うことにして(笑)。
などといろいろ、我田引水な獲らぬ狸の皮算用をしてみたりしています。この皮算用が現実となる日が、早く来てくれるといいのですけど。
(2011年1月11日に送信)
村上龍氏らが設立した電子書籍の出版社「G2010」に宛てて、2010年の暮れから翌2011年の1月にかけて送信した三つの電子メールの文面を掲載させていただきました。
なお第1信と第2信および第3信のいずれも、冒頭で私の本名を名のっている部分は省かせていただきました。
2012年9月24日の現時点において、第2信および第3信に対してはお返事をいただいておりません。
結果としては日本における電子書籍の普及が思っていたよりも遅れ、これらのメールを出した2010年の暮れから翌2011年の1月にかけての時期は「実際の作品を市場へ投入する」べき時期ではなかったようですが。
なお、これらのメールで言及されている「まじめな性愛小説」に関して2012年の現時点における最新の情報については当塾の「梧桐渉の性愛長短篇(09~11年)」の頁をご参照ください。
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それに対して現時点でお返事をいただいていないのは、おそらく私のご提案を検討してみてくださっているからなのでしょう。その場合、ご検討の結果として私のご提案を受け入れないという結論になる可能性もあることを考えると、現時点で安易に私に期待をさせるようなお返事をくださるわけにはいかないでしょうし。
数週間ほどしてから「社内で検討の結果、前向きに考えてみることになりました」と出版社様からご連絡をいただき出版に至ったことは、過去に何度かありました。おそらく今回の御社の場合も、同じような状況なのではないでしょうか。
だとしましたらお手数をおかけしてしまっていることをお詫びし、お礼を申し上げさせていただきます。またその場合、おそらく私が差し上げた前信に対するお返事が遅れてしまっていることを申し訳なく思ってくださっていることでしょう。ですので「お返事が遅れております事情はわかっていますので、どうかご安心ください」とお伝えするため、このMailを書かせていただくことにしました。近くご検討の結果をご連絡いただけるのを、楽しみに待たせていただきたいと思います。
既存の出版社による書籍の電子化は少しずつしか進んでおらず、電子書籍の読者は不満を感じているようだと言われております。どうしても出版社の側としては比較的、オーソドックスな書籍から電子化を進める傾向があるのでしょう。性的な内容の書籍などの電子化は、つい後まわしにされてしまいがちなのでしょうし。しかし電子書籍の読者の間で、性的な内容の書籍に対する潜在的なニーズは大きいものと思われます。ここで御社がそのような内容の電子書籍を出せば、喜ばれるのではないでしょうか。ただし村上龍さんのその手の作品はSM趣味のない人には受けにくいようですので、その分は拙作で補うことにして(笑)。
などといろいろ、我田引水な獲らぬ狸の皮算用をしてみたりしています。この皮算用が現実となる日が、早く来てくれるといいのですけど。
(2011年1月11日に送信)
村上龍氏らが設立した電子書籍の出版社「G2010」に宛てて、2010年の暮れから翌2011年の1月にかけて送信した三つの電子メールの文面を掲載させていただきました。
なお第1信と第2信および第3信のいずれも、冒頭で私の本名を名のっている部分は省かせていただきました。
2012年9月24日の現時点において、第2信および第3信に対してはお返事をいただいておりません。
結果としては日本における電子書籍の普及が思っていたよりも遅れ、これらのメールを出した2010年の暮れから翌2011年の1月にかけての時期は「実際の作品を市場へ投入する」べき時期ではなかったようですが。
なお、これらのメールで言及されている「まじめな性愛小説」に関して2012年の現時点における最新の情報については当塾の「梧桐渉の性愛長短篇(09~11年)」の頁をご参照ください。
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