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思いこみで男を非難する女性 [いい恋のためのエッセンス]

 悲しい夢を見てしまいました。

 私とミサトが生物部の卒業生たち何人かと、泊りがけで旅行に行った夢です。
 私たちが生物を見るため泊りがけで旅行や登山に行くことは、しばしばありました。
 しかし夢の中では珍しく、自転車で旅行に出かけたのです。

 そして旅行の最終日、自分たちが住んでいる東京へ帰るため自転車で道路を走っていた時のことです。
 何かの際に私がミサトの脚をつかもうとして手を伸ばしたものの、つかめずじまいに終わってしまいました。
 確か自転車に乗っているミサトが倒れそうになったので、それを防ごうとして私がとっさに手を伸ばしたものの届かず、しかしミサトは倒れずに済んだというような成り行きだったように思われます(なにしろ夢の話ですので、そのあたりの事情はあいまいなのです)。
 つまり私がミサトの脚をつかもうとしたのは、決して何か暴力をふるおうとしたわけでも、わいせつな意図があったわけでもありません。あくまでも、ミサトが怪我をしてしまうのを防ぐためだったのです。

 ところが、その様子が近くにいた警察官の目に留まりました。
 そこでその警察官は私たちのいるところに近づいてきて、ミサトに事情を訊ねました。
 するとミサトは「ゴトウ先輩が私の脚をつかもうとしたので一瞬、恐く感じてしまった」と警察官に話したのです。
「私が手を伸ばしたのはミサトに対して暴力をふるおうとしたわけでも、わいせつな意図があったわけでもない」という客観的な事実ではなく「自分が一瞬、恐く感じた」という主観の方を話してしまったのです。

 そのため私は婦女暴行罪の現行犯で、その警察官に逮捕されることになってしまいました(実際には手を伸ばしただけで相手の体に触れてもいないのに暴行罪は成立しないのでしょうが、そこは夢ですので現実とは事情が異なるわけです)。
 そこでミサトは「自分がゴトウ先輩につきそって、一緒に警察署へ行く」と言い出してくれました。
 しかし逮捕された私につきそって一緒に警察署へ行けば、ミサトが家に帰るのが遅れてしまいます。だから私は「僕は一人で行くから、ミサトは他の皆と一緒に東京へ帰りな」と彼女のことを帰してしまったのです。
 いやあ、男ですねえ(って、自分で言うか?)。

 ミサトたちと別れた私が警察署へ連行されていったところで、私は夢から醒めました。
 そして「この夢は、実際にあったことに基づいているな」と考えさせられてしまったのです。
 ミサトは頭はよかったのですが、やや箱入り娘のように「世間が狭い」面がありました。
 そのため他人の言動の真意を理解せず、自分の狭い見識に基づいて、悪い意味に解釈してしまうことがあったのです。
 私がミサトや他の皆のために言ったりやったりしたことを誤解して、なにか私が自分の我がままでそうしたかのように思いこみ、私のことを非難したことも何度かありました。
 たとえば私が書いた「10年ごしのプロポーズ」の中にも、そういう場面が出てきます。
 ただしその部分は、当塾には掲載されていないのですが。

 もちろんミサトのためを思えば、彼女が悪い意味に誤解して不快に感じるような言動は避けるよう、私の側が努めるべきだったのでしょう。
 しかし彼女は、やや他の皆とは考えや感じ方が異なっているようでした。
 ですのでミサトと十年間ほど関わった私にとっても、彼女が何を誤解して不快に感じるのかということは、ついにわからずじまいに終わってしまったのです。

 別の女性から似たような誤解を受けた時の話を以前、当塾の「親切を誤解されない方法」の頁に書かせていただきました。
 勤め先の会社でこきつかわれていたアルバイトの女性のことを可哀相に思って気をつかっていたら「私が彼女に気があって、ちょっかいを出している」のだと相手に誤解されてしまったのです。
 その女性に対して私は恋愛感情や下心の類など、全く抱いていなかったのですが。

 女性は体力や社会的な立場が、男性よりも低い場合が多いのが現状です。
 そのため男性に対して、警戒心のようなものを抱いてしまう場合もあるのでしょう。
 それはしかたのない面がありますし、私たち男性の側が配慮をするべきだとも思います。
 しかし男性の側が女性の人たちのためを気づかって言ったりやったりしたことを、その意図を誤解されて非難されたのでは、私たち男性としてはたまったものじゃありません。
 どうか女性の皆さんには、そのような誤解は慎むように心がけてくださることをお願いさせていただきたいと思います。

 ミサトに誤解されたことは私にとって今でも、大きな心の傷となって残っているようです。
 だからこそ今なお、今回のような夢を見てしまうのではないでしょうか。

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