此処より他の場所.解説 [皆の恋話]
(当塾からのお知らせ
Computerの調子が悪いので、2012年の年始は当塾の更新を中断させていただく可能性があります。
どうか、お含みおきください)
「此処より他の場所」に関しては、当塾に「19才と22才の恋話」として冒頭の部分だけを掲載した「22才、生き方を探す旅」の第22章でも言及されています。
しかし「22才、生き方を探す旅」の第22章は、当塾には掲載されておりません。
そこで「此処より他の場所」の解説に代えて、「22才、生き方を探す旅」の第22章のうち「此処より他の場所」に言及している部分を以下に掲載しておくことにしましょう。
「だから私は今、ふと思ったんだけどさ」私の科白は聞きながし、マミは自分の話を続ける。「その頃のこともショウは、文章に書いてみたらいいんじゃないのかな。これまで私に話してきてくれたような、大学を出た年の話をよ。そうすれば、きっと参考にしてもらえそうだもの。同じような悩みを抱えこんでいる、最近の若い人たちにもね」
「あの当時の話は一度、作品にしてみたことがあるんだ。あの三年後だったか、四年後だったかに」私は、打ち明けた。「その時の題は、『此処より他の場所』というものだったんだけどね。主人公が今の生活ではなく『自分が本来、いるべき場所』を探して試行錯誤を重ねる話だったからさ。もちろん、この場合の『場所』というのは比喩的な意味なわけだが」
「どこか実際の場所ではなくて、『自分が収まるべき立場』というような意味だったのかな」
「ああ、そうなんだ」私は、うなづく。「でもその『此処より他の場所』では、かなり事実を脚色して書いたんだよ。とりわけ今のミサトの親御さんの件などは、全く違う形に変えてしまったしね。実際にあったとおりのことを書いてしまうと、プライヴァシーの面で問題があると思えたからな」
「わずか数年前の話とあっては、いろいろと不都合もあったでしょうしね」
「そのせいもあって『此処より他の場所』の出来には、わりと不満も残っているんだ。今から振りかえってみると、実際の体験談の方が効果も高そうな気がするし。自分の進むべき道を探して悩んでいる人たちの参考にしてもらう、という意味ではさ。以前に書いた『此処より他の場所』よりも今、マミに話してきたような実話の方がね」
「だったら『此処より他の場所』とは別に、改めて当時の実際の体験談を書いてみたら?」マミがそう言って、私に勧めた。「今なら数年後とは違って、かなり本当のことを書けるでしょうしね。これだけ年数が経っていれば、プライヴァシーの問題だって緩和されているはずだもの」
「それは確かに一度、考えてみても面白そうだな」私も、うなづかされる。「あの年の話も幸いなことに今では私にとって、いい思い出に変わっているし」
この引用部分で触れられているように「改めて当時の実際の体験談を書いてみた」のが、「22才、生き方を探す旅」なのです。
この「22才、生き方を探す旅」は、電子書籍として出版されております。
詳しくは当塾の「梧桐渉の恋話を出版」の頁をご参照ください。
先の引用部分にもあるように「此処より他の場所」は、かなり「事実を脚色して書いた」ものです。
どこがどのように脚色されているのかは、電子書籍『22才、生き方を探す旅』と読み比べていただけば、おわかりいただけるでしょう。
「此処より他の場所」では、各章の末尾に自作の詩が掲げられています。
その内訳は、下記の通りです。
それぞれの詩は私が何歳だった時に書かれたのかということも、あわせて表示しておきましょう。
ただし「試作」は縦書きで表示しないと意味をなさないので、当塾では省略させていただきました。
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「此処より他の場所」に関しては、当塾に「19才と22才の恋話」として冒頭の部分だけを掲載した「22才、生き方を探す旅」の第22章でも言及されています。
しかし「22才、生き方を探す旅」の第22章は、当塾には掲載されておりません。
そこで「此処より他の場所」の解説に代えて、「22才、生き方を探す旅」の第22章のうち「此処より他の場所」に言及している部分を以下に掲載しておくことにしましょう。
「だから私は今、ふと思ったんだけどさ」私の科白は聞きながし、マミは自分の話を続ける。「その頃のこともショウは、文章に書いてみたらいいんじゃないのかな。これまで私に話してきてくれたような、大学を出た年の話をよ。そうすれば、きっと参考にしてもらえそうだもの。同じような悩みを抱えこんでいる、最近の若い人たちにもね」
「あの当時の話は一度、作品にしてみたことがあるんだ。あの三年後だったか、四年後だったかに」私は、打ち明けた。「その時の題は、『此処より他の場所』というものだったんだけどね。主人公が今の生活ではなく『自分が本来、いるべき場所』を探して試行錯誤を重ねる話だったからさ。もちろん、この場合の『場所』というのは比喩的な意味なわけだが」
「どこか実際の場所ではなくて、『自分が収まるべき立場』というような意味だったのかな」
「ああ、そうなんだ」私は、うなづく。「でもその『此処より他の場所』では、かなり事実を脚色して書いたんだよ。とりわけ今のミサトの親御さんの件などは、全く違う形に変えてしまったしね。実際にあったとおりのことを書いてしまうと、プライヴァシーの面で問題があると思えたからな」
「わずか数年前の話とあっては、いろいろと不都合もあったでしょうしね」
「そのせいもあって『此処より他の場所』の出来には、わりと不満も残っているんだ。今から振りかえってみると、実際の体験談の方が効果も高そうな気がするし。自分の進むべき道を探して悩んでいる人たちの参考にしてもらう、という意味ではさ。以前に書いた『此処より他の場所』よりも今、マミに話してきたような実話の方がね」
「だったら『此処より他の場所』とは別に、改めて当時の実際の体験談を書いてみたら?」マミがそう言って、私に勧めた。「今なら数年後とは違って、かなり本当のことを書けるでしょうしね。これだけ年数が経っていれば、プライヴァシーの問題だって緩和されているはずだもの」
「それは確かに一度、考えてみても面白そうだな」私も、うなづかされる。「あの年の話も幸いなことに今では私にとって、いい思い出に変わっているし」
この引用部分で触れられているように「改めて当時の実際の体験談を書いてみた」のが、「22才、生き方を探す旅」なのです。
この「22才、生き方を探す旅」は、電子書籍として出版されております。
詳しくは当塾の「梧桐渉の恋話を出版」の頁をご参照ください。
先の引用部分にもあるように「此処より他の場所」は、かなり「事実を脚色して書いた」ものです。
どこがどのように脚色されているのかは、電子書籍『22才、生き方を探す旅』と読み比べていただけば、おわかりいただけるでしょう。
「此処より他の場所」では、各章の末尾に自作の詩が掲げられています。
その内訳は、下記の通りです。
それぞれの詩は私が何歳だった時に書かれたのかということも、あわせて表示しておきましょう。
- (1月)総武線の朝(20歳)
- (2月)Memento Mori(24歳)
- (3月)Imagine(15歳)
- (4月)試作(17歳)
- (5月)Image 5(17歳)
- (6月)6月幻想・1(25歳)
- (7月)くらしのなかで(22歳)
- (8月)深夜の交響樂(19歳)
- (9月)九月の雨.四(23歳)
- (10月)我が内なる雄叫び(23歳)
- (11月)冬へと歩きだそう(22歳)
- (12月)若き日に(23歳)
ただし「試作」は縦書きで表示しないと意味をなさないので、当塾では省略させていただきました。
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