形容詞で相性を占う [読者の皆さんと考える]
この話は一見、あまり恋愛と関係がないように思われるかもしれませんけど。
Mさんがご自身の数年前の経験について昨日、ご自分のブログで次のように書いておられました。実際には英語で行なわれた会話を文中ではMさんが、日本語に訳して書いておられます。
1回めの授業のオープニングに自分のファーストネームのイニシャルで自分を表現する形容詞を選んで「~な○○」と言って自己紹介しろと課題をもらった。
「なんかあったっけな?元々語彙は小さい方だからなぁ・・」
私の番が来て、先生に
「あなたはどう?」と聞かれたので、
「すいません、全く思いつかなくて」と応える。
「あなたの自分の性格に対する考えは?(ほとんど直訳)」と聞かれて、
「短気, 我が強い, and 理屈っぽい、そうでなければ理論好き 」
「他には?」
「時々泣き虫、気にしすぎ、かな」
「よくそれだけのネガティブ比喩が出てくるわね 全く驚き(marvelous) ね」と言われ、
その結果としてMさんはその先生から、MarvelousなMと呼ばれるようになったそうです。
自分の性格を聞かれて「短気」「我が強い」「理屈っぽい」「泣き虫」「気にしすぎ」などと答えるだなんてMさん、とても慎ましくて謙虚ですねえ。そんなMさんのことを表わす、mで始まる英語の形容詞として、私ならmodestを挙げるんだけどなあ。
それにmarvelousという英単語には「驚くほどすばらしい」という意味もあります。この意味で用いられるのはわりと最近、話し言葉の中に出てくる場合が主のようですが。
Mさんに課題を出した先生は英語圏の人だったため、Mさんが否定的な言葉を並べたのに驚いてmarvelousと言ったのかもしれません。しかしMさんの謙虚さは日本では、「すばらしい」と評される可能性も高いのではないでしょうか。
先に引用したMさんの文章を読んだ時、私も考えてみました。私の名前と同じ頭文字を持つ英語の形容詞で自分を表現するとしたら、どの形容詞を選ぶかと。
最初に思いついたのは「梧桐(Goto)」と同じ頭文字を持つ形容詞、greatでした。Mさんと正反対で、marvelousなほどの尊大さですねえ。
それからgenius(才能)という英単語も、思いついたんですよ。この単語は語尾の発音が形容詞に多いmarvelousなどの語尾と同じなので、つい「形容詞としても使えるのではないか」と思ってしまったのでしょう。しかし実際には、形容詞にはならないようです。
そこで次に、geniusが形容詞になった場合の意味を持つgiftedという単語を思いつきました。
つっこみを入れたくて、うずうずしておられる読者の顔が見えるようですね。「『ファーストネームのイニシャル』と言われているのに、『梧桐』は苗字じゃないのか」と。
まったくもって、おっしゃるとおり。とっさにgreatという単語を思いついた後、geniusを思いつく前に私も気がついたのです。「ファーストネームのイニシャル」だから、渉(Wataru)のwで始まる英単語を探すべきなんだなと。
でも、そこで思いついた英単語がwonderfulだったんですよ。本当に、救いようのない自信過剰ぶりですねえ。
まあ今は自信作を書き上げた直後で気持ちが高ぶっている時期だからこそ、そういう単語ばかりを思いついたという面もあるのでしょうけど。
頼りがいのありそうな男性を好きになる女性は多いが、その「頼りがい」はあてにならない場合も多い――当塾に掲載した「恋愛で必ず幸せになる秘訣」の中の「力強さは虚勢が多い」という節で私は、そう書きました。
しかし「そう唱えている私自身、決して他人のことをとやかく言えない尊大さに犯されてしまっている」ということなのでしょう。
まあ私の場合は「それを自分で認識している」という点が、せめてもの救いなのかもしれませんが。
同じmarvelousという形容詞を冠することができそうだけど、すばらしいほど謙虚なMさんと、驚くほど自信過剰な私。この二人が恋人同士や夫婦になったら、かなり相性が悪そうですね。
(当塾は「恋愛ノウハウ塾」なので、どうにか無理やりにでも恋愛に関係する話に持っていこうとしているのです)
しかし、ふと思いつきました。この二人が組んで漫才をやったら、うまくいくのではないかって。
自信過剰な私が自惚れに基づくボケをかまし、それに対してMさんがツッコミを入れるのです。
Mさんの「短気」や「理屈っぽい」面は、ツッコミ役には適していそうですし。
そう考えてきて、もう一つ思いついたことがあります。
この「自分を表現する形容詞を選」ぶというのは、ある人とある人との相性を考える上での参考になるのではないかと。
少なくとも「血液型による性格判断」よりは、あてになるでしょうし。
(血液型と性格との間には因果関係どころか、相関関係すら全く認められない――私は一度目の大学で心理学のゼミのような講義を受講した時、教授からそう叩きこまれたのです)
だなんて無理やり、恋愛に関連づけてみたりして。
だけど確かに、ちょっと試してみたら面白そうですよね。
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Mさんがご自身の数年前の経験について昨日、ご自分のブログで次のように書いておられました。実際には英語で行なわれた会話を文中ではMさんが、日本語に訳して書いておられます。
1回めの授業のオープニングに自分のファーストネームのイニシャルで自分を表現する形容詞を選んで「~な○○」と言って自己紹介しろと課題をもらった。
「なんかあったっけな?元々語彙は小さい方だからなぁ・・」
私の番が来て、先生に
「あなたはどう?」と聞かれたので、
「すいません、全く思いつかなくて」と応える。
「あなたの自分の性格に対する考えは?(ほとんど直訳)」と聞かれて、
「短気, 我が強い, and 理屈っぽい、そうでなければ理論好き 」
「他には?」
「時々泣き虫、気にしすぎ、かな」
「よくそれだけのネガティブ比喩が出てくるわね 全く驚き(marvelous) ね」と言われ、
その結果としてMさんはその先生から、MarvelousなMと呼ばれるようになったそうです。
自分の性格を聞かれて「短気」「我が強い」「理屈っぽい」「泣き虫」「気にしすぎ」などと答えるだなんてMさん、とても慎ましくて謙虚ですねえ。そんなMさんのことを表わす、mで始まる英語の形容詞として、私ならmodestを挙げるんだけどなあ。
それにmarvelousという英単語には「驚くほどすばらしい」という意味もあります。この意味で用いられるのはわりと最近、話し言葉の中に出てくる場合が主のようですが。
Mさんに課題を出した先生は英語圏の人だったため、Mさんが否定的な言葉を並べたのに驚いてmarvelousと言ったのかもしれません。しかしMさんの謙虚さは日本では、「すばらしい」と評される可能性も高いのではないでしょうか。
先に引用したMさんの文章を読んだ時、私も考えてみました。私の名前と同じ頭文字を持つ英語の形容詞で自分を表現するとしたら、どの形容詞を選ぶかと。
最初に思いついたのは「梧桐(Goto)」と同じ頭文字を持つ形容詞、greatでした。Mさんと正反対で、marvelousなほどの尊大さですねえ。
それからgenius(才能)という英単語も、思いついたんですよ。この単語は語尾の発音が形容詞に多いmarvelousなどの語尾と同じなので、つい「形容詞としても使えるのではないか」と思ってしまったのでしょう。しかし実際には、形容詞にはならないようです。
そこで次に、geniusが形容詞になった場合の意味を持つgiftedという単語を思いつきました。
つっこみを入れたくて、うずうずしておられる読者の顔が見えるようですね。「『ファーストネームのイニシャル』と言われているのに、『梧桐』は苗字じゃないのか」と。
まったくもって、おっしゃるとおり。とっさにgreatという単語を思いついた後、geniusを思いつく前に私も気がついたのです。「ファーストネームのイニシャル」だから、渉(Wataru)のwで始まる英単語を探すべきなんだなと。
でも、そこで思いついた英単語がwonderfulだったんですよ。本当に、救いようのない自信過剰ぶりですねえ。
まあ今は自信作を書き上げた直後で気持ちが高ぶっている時期だからこそ、そういう単語ばかりを思いついたという面もあるのでしょうけど。
頼りがいのありそうな男性を好きになる女性は多いが、その「頼りがい」はあてにならない場合も多い――当塾に掲載した「恋愛で必ず幸せになる秘訣」の中の「力強さは虚勢が多い」という節で私は、そう書きました。
しかし「そう唱えている私自身、決して他人のことをとやかく言えない尊大さに犯されてしまっている」ということなのでしょう。
まあ私の場合は「それを自分で認識している」という点が、せめてもの救いなのかもしれませんが。
同じmarvelousという形容詞を冠することができそうだけど、すばらしいほど謙虚なMさんと、驚くほど自信過剰な私。この二人が恋人同士や夫婦になったら、かなり相性が悪そうですね。
(当塾は「恋愛ノウハウ塾」なので、どうにか無理やりにでも恋愛に関係する話に持っていこうとしているのです)
しかし、ふと思いつきました。この二人が組んで漫才をやったら、うまくいくのではないかって。
自信過剰な私が自惚れに基づくボケをかまし、それに対してMさんがツッコミを入れるのです。
Mさんの「短気」や「理屈っぽい」面は、ツッコミ役には適していそうですし。
そう考えてきて、もう一つ思いついたことがあります。
この「自分を表現する形容詞を選」ぶというのは、ある人とある人との相性を考える上での参考になるのではないかと。
少なくとも「血液型による性格判断」よりは、あてになるでしょうし。
(血液型と性格との間には因果関係どころか、相関関係すら全く認められない――私は一度目の大学で心理学のゼミのような講義を受講した時、教授からそう叩きこまれたのです)
だなんて無理やり、恋愛に関連づけてみたりして。
だけど確かに、ちょっと試してみたら面白そうですよね。
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