あせるとモテない? [関連サイトから学ぶ]
一つ前の章で触れた「自己重要感」に関してブログ「恋愛研究者」の中では、次のようなことも書かれています。
モテようモテようとすると、必死すぎてモテない
ガツガツした貧しいモテないオーラ丸出しになる。
好きな恋人がいたり、趣味に夢中になっていたりして
もてなくてもいいやって思っていると、
その余裕が魅力的になって、かえってモテるようになる
この文章を読んだ時に私は、つい自分が十代だった頃のことを思い出し「なるほど確かに、そのとおりだったな」と痛感させられてしまいました。ですので「恋愛研究者」の説の正しさを検証するために、そんな私の思い出話を例として持ち出すことをお許しください。
十代の頃の私は、まわりの女の子たちに全くモテない時期も体験してきました。ふりかえるたびに今でも甘酸っぱく苦々しい気持ちがこみあげてくる、思春期の哀しい思い出です。
しかし時おり少しだけ、モテていた時期もなかったわけではないんですよ。
たとえば、中学生だった頃。まわりの女の子たちの多くは、ジローという私の友だちに熱を上げていました。
すらりと伸びた背の高さ。色白な肌。
手も長ければ、脚も長い。その長い脚を活かして大またに歩くジローの姿は、確かにとても優雅に見えたのです。
さらにジローは長めに伸ばした前髪を、いつもは横に流していました。その前髪がことあるごとに、顔の前へと落ちてきます。するとジローは白くほっそり伸びた指で、その前髪を斜め上へとかきあげるのです。そんなしぐさが私たち男子の目には、いかにもキザったらしく映っていました。しかし同じ姿が女の子たちにとっては、とても魅力的に感じられたのでしょう。
そんなジローのような男子が皆さんのまわりにも、一人くらいはいたのではないでしょうか。
ところがジローほどではないにせよ当時、私のことを好きだと言ってくれる女の子も何人かいたのです。
今からふりかえってみると当時の私は友人たちにとって、かなり「面白い奴」だったのだろうという気がします。しかも決して、狙って笑いをとろうとしていたわけではありません。すっとんきょうなことを言ったりやったりしがちな、天然ボケとでもいうべき道化役だったのです。
そして中学生くらいだと女の子たちも、まだ全員が男子の外見を重視するとは限りません。だからジローのような奴だけでなく、皆を笑わせる道化役の男子も人気を集める可能性があるわけです。
ところが中学を卒業し高校へ進学すると私は、全くモテなくなってしまいました。
私が進学した高校である時、クラスの女子たちが男子の人気投票をやった結果を見せてもらったことがあります。
それを見た私たち男子の多くは、とても驚かされてしまいました。あまりぱっとした性格ではないというので私たち男子の間では少し低く見られていた奴が、二位だか三位だったかに入っていたからです。
しかしよくよく考えてみると、その男子は確かに顔立ちが整っていたのです。
男子が同性の友人を評価する際、外見はあまり重視されません。しかし女の子は高校生くらいになると、男子の性格などよりも外見を重視するようになるみたいだな――その人気投票の結果を見た時に私は、そう思い知らされた気がしたものでしたっけ。だとすると確かに私のようなありふれた容姿の者にとっては、なかなか厳しいものがあるのでしょうね。
でも高校を卒業し、大学へ入学した年のこと。その大学で私は再び、少しだけモテるようになったのです。
当時の私は恋人こそいなかったものの、高校時代からの女友だちが何人かいました。だから大学で誰か恋人を作ろうなどとは、全く考えていなかったのです。
今から考えてみると「恋愛研究者」の言うとおり、そんな私の「ガツガツ」しない「余裕」が逆によかったのでしょうか。
これは決して、私だけではありません。全般に「恋人がほしい」などと「ガツガツ」していない男の方が、周囲の女の子たちと仲よくなれていたようです。
一方、新入生の中には「これまで女子と親しく接する機会が乏しかったけど、大学でこそ恋人がほしい」という気持ちを強く持っている男たちもいました。そんな彼らは私の目から見ても、どこか「ガツガツした」「必死すぎ」な感じが外に表われてしまっていたのです。そして「いかにも女性に飢えている」感じが敬遠されてしまったのか、彼らは決して女の子たちと親しくなれずにいるようでした。
とりわけ男子校の出身者たちは、えてして同年代の女性との接し方に慣れていません。そのため大学でも女の子たちに対する態度が、ついついぎこちなくなってしまう、という制約もあったのでしょう。
これは決して、十代の頃だけではありません。その後の人生をふりかえってみても「別に女性にモテたりなんか、しなくてもいいや」と思っていた時期の方が、むしろモテる傾向があった気がします。
こうしてみると「恋愛研究者」で書かれていることは、かなり的を射ていると言えそうですね。
でも「ガツガツしておらず余裕のある人はモテて、ガツガツしている人はモテない」のだとすると――「すでにモテている人は、ますますモテる。逆にモテていない人は、ますますモテなくなってしまう」という結果になってしまいかねません。
現に最近の日本では、特に男性は「モテる人とモテない人との両極端に二分化されつつある」とも言われています。
とりわけ男性の多くには、女性の心理を理解できるようになるため勉強しようという気持ちが希薄な傾向がありますし。
しかし女性の心理を知らないままモテようとガツガツする男性は、ますます女の人たちから敬遠されてしまいかねません。
ですからここで男性の皆さんに、ぜひとも恋愛実用書や関連サイトで女性の心理や女性との関わり方を学ばれるよう、お勧めしておくことにしましょう。
とは言っても、そういう男の人たちは「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」などという名前のブログを読んだりなんかしていない可能性が高いのでしょうけど。
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モテようモテようとすると、必死すぎてモテない
ガツガツした貧しいモテないオーラ丸出しになる。
好きな恋人がいたり、趣味に夢中になっていたりして
もてなくてもいいやって思っていると、
その余裕が魅力的になって、かえってモテるようになる
この文章を読んだ時に私は、つい自分が十代だった頃のことを思い出し「なるほど確かに、そのとおりだったな」と痛感させられてしまいました。ですので「恋愛研究者」の説の正しさを検証するために、そんな私の思い出話を例として持ち出すことをお許しください。
十代の頃の私は、まわりの女の子たちに全くモテない時期も体験してきました。ふりかえるたびに今でも甘酸っぱく苦々しい気持ちがこみあげてくる、思春期の哀しい思い出です。
しかし時おり少しだけ、モテていた時期もなかったわけではないんですよ。
たとえば、中学生だった頃。まわりの女の子たちの多くは、ジローという私の友だちに熱を上げていました。
すらりと伸びた背の高さ。色白な肌。
手も長ければ、脚も長い。その長い脚を活かして大またに歩くジローの姿は、確かにとても優雅に見えたのです。
さらにジローは長めに伸ばした前髪を、いつもは横に流していました。その前髪がことあるごとに、顔の前へと落ちてきます。するとジローは白くほっそり伸びた指で、その前髪を斜め上へとかきあげるのです。そんなしぐさが私たち男子の目には、いかにもキザったらしく映っていました。しかし同じ姿が女の子たちにとっては、とても魅力的に感じられたのでしょう。
そんなジローのような男子が皆さんのまわりにも、一人くらいはいたのではないでしょうか。
ところがジローほどではないにせよ当時、私のことを好きだと言ってくれる女の子も何人かいたのです。
今からふりかえってみると当時の私は友人たちにとって、かなり「面白い奴」だったのだろうという気がします。しかも決して、狙って笑いをとろうとしていたわけではありません。すっとんきょうなことを言ったりやったりしがちな、天然ボケとでもいうべき道化役だったのです。
そして中学生くらいだと女の子たちも、まだ全員が男子の外見を重視するとは限りません。だからジローのような奴だけでなく、皆を笑わせる道化役の男子も人気を集める可能性があるわけです。
ところが中学を卒業し高校へ進学すると私は、全くモテなくなってしまいました。
私が進学した高校である時、クラスの女子たちが男子の人気投票をやった結果を見せてもらったことがあります。
それを見た私たち男子の多くは、とても驚かされてしまいました。あまりぱっとした性格ではないというので私たち男子の間では少し低く見られていた奴が、二位だか三位だったかに入っていたからです。
しかしよくよく考えてみると、その男子は確かに顔立ちが整っていたのです。
男子が同性の友人を評価する際、外見はあまり重視されません。しかし女の子は高校生くらいになると、男子の性格などよりも外見を重視するようになるみたいだな――その人気投票の結果を見た時に私は、そう思い知らされた気がしたものでしたっけ。だとすると確かに私のようなありふれた容姿の者にとっては、なかなか厳しいものがあるのでしょうね。
でも高校を卒業し、大学へ入学した年のこと。その大学で私は再び、少しだけモテるようになったのです。
当時の私は恋人こそいなかったものの、高校時代からの女友だちが何人かいました。だから大学で誰か恋人を作ろうなどとは、全く考えていなかったのです。
今から考えてみると「恋愛研究者」の言うとおり、そんな私の「ガツガツ」しない「余裕」が逆によかったのでしょうか。
これは決して、私だけではありません。全般に「恋人がほしい」などと「ガツガツ」していない男の方が、周囲の女の子たちと仲よくなれていたようです。
一方、新入生の中には「これまで女子と親しく接する機会が乏しかったけど、大学でこそ恋人がほしい」という気持ちを強く持っている男たちもいました。そんな彼らは私の目から見ても、どこか「ガツガツした」「必死すぎ」な感じが外に表われてしまっていたのです。そして「いかにも女性に飢えている」感じが敬遠されてしまったのか、彼らは決して女の子たちと親しくなれずにいるようでした。
とりわけ男子校の出身者たちは、えてして同年代の女性との接し方に慣れていません。そのため大学でも女の子たちに対する態度が、ついついぎこちなくなってしまう、という制約もあったのでしょう。
これは決して、十代の頃だけではありません。その後の人生をふりかえってみても「別に女性にモテたりなんか、しなくてもいいや」と思っていた時期の方が、むしろモテる傾向があった気がします。
こうしてみると「恋愛研究者」で書かれていることは、かなり的を射ていると言えそうですね。
でも「ガツガツしておらず余裕のある人はモテて、ガツガツしている人はモテない」のだとすると――「すでにモテている人は、ますますモテる。逆にモテていない人は、ますますモテなくなってしまう」という結果になってしまいかねません。
現に最近の日本では、特に男性は「モテる人とモテない人との両極端に二分化されつつある」とも言われています。
とりわけ男性の多くには、女性の心理を理解できるようになるため勉強しようという気持ちが希薄な傾向がありますし。
しかし女性の心理を知らないままモテようとガツガツする男性は、ますます女の人たちから敬遠されてしまいかねません。
ですからここで男性の皆さんに、ぜひとも恋愛実用書や関連サイトで女性の心理や女性との関わり方を学ばれるよう、お勧めしておくことにしましょう。
とは言っても、そういう男の人たちは「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」などという名前のブログを読んだりなんかしていない可能性が高いのでしょうけど。
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梧桐渉さん(なんとお読みするのでしょう?)
ご紹介いただいた記事を、さきほど記事にさせていただきました。
よろしかったらお目通しくださいませ☆
by 恋愛研究者 (2008-06-03 19:07)
恋愛研究者さん、「幸せになれる恋愛ノウハウ塾」をとても詳しくご紹介いただき、有難うございます。
> 梧桐渉さん(なんとお読みするのでしょう?)
「ごとうしょう」と読んでしまうと、まるで五等賞みたいなんですよね。
まあ私には、せいぜい五等賞くらいがお似合いなのかもしれませんけど。
by 梧桐渉 (2008-06-04 06:42)