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二人で人生を語りあう [関連サイトから学ぶ]

容子の独り言…」というブログの書き手である容子さんは婚約者のmasaさんが「失明してしまい、つきっきりの介護が必要になりました」。
 しかし同棲していた容子さんによる「つきっきりの介護」もむなしく、masaさんは亡くなってしまったのです。

「容子の独り言」のうち「今日はmasaの命日」と題された箇所には「彼の言葉をブログに書こうと思います」と記された上で、次のような文章が書かれています(引用に際し、途中の空白行は省かせていただきました)。
  • 今まで生きてきたことを否定するわけではない。
  • 生きてきて、無駄だったわけではないと思うのである。
  • 何かしら良いところも悪いところも、経験したわけだ。
  • 仕事と介護、また人との気を遣いながらの生活。
  • 女、1人で一年間やってきたわけなのだ。お疲れ様。
  • がんばれよ、もっと自分を大切にしないと、人のことも大切にできないよ。
  • この世に、自分の意志で生まれてきたのではないのだから、自分の意志で生まれてきたのではないのだから、自分の意志で、死を選んではいけない。
  • 無駄に人は、生まれてきたのではないのだから。
  • 人は誰かのために生きているわけではない。自分のために生きてこそ、人を大切に愛せるのだと思うようになってきた。
  • 贅沢じゃなくていい、優しい気持ちで暮らせれば。
  • 日本語は難しいね。
  • 『結果』だけなんだよって言うけど、俺はそうは思わない。
  • そのとき、そのときの、状況があり、感じ、考え、動き、伝え、結果ではないかな…?
  • 自分の気持ちを、正直に伝えられればいいのだと思う

 これらの言葉をmasaさんは、容子さんに遺していかれたわけですね。
 失明してしまったmasaさんとの二人の暮らしを支えるために容子さんが「仕事と介護、また人との気を遣いながらの生活」を「女、1人で一年間やってきた」ことに対して「お疲れ様」と感謝し「もっと自分を大切にしないと」と労わるmasaさんの気持ちが読みとれる文面だと思われます。

 このmasaさんが亡くなられた後、容子さんは別の男性と入籍なさいました。
 ところが、その夫も癌で亡くなってしまったのだそうです。
「容子の独り言」のうち「天国からの励まし?」と題された箇所には「昨日、片付けをしていたら亡夫からの手紙と本があったので、読み返していました。/こんな言葉がありました」と記された上で、次のような文章が書かれています。
  • 今こそ出発点
  • 人生とは毎日が訓練である
  • わたし自身の訓練の場である
  • 失敗もできる訓練の場である
  • 今この幸せを喜ぶこともなく
  • いつどこで幸せになれるか
  • この喜びをもとに全力で進めよう
  • わたし自身の将来は今この瞬間ここにある
  • 今ここで頑張らずにいつ頑張る

 その上で「天国から主人が見守ってくれていると思いました」と書かれているのです。
あるいは「原点に戻って…」と題された箇所には「ハァ~亡夫からの叱咤激励の言葉を読み返そう!!」と記された上で、次のような文章が書かれています。
  • 心が変われば行動が変わる
  • 行動が変われば、習慣が変わる
  • 習慣が変われば、人格が変わる
  • 人格が変われば、運命が変わる
  • 己に厳しく、他に優しく

 容子さんの「亡夫」は、これらの言葉を手紙などで容子さんに伝える習慣があったようですね。
 励ましの言葉を日常的に伝えあう間柄というのは、なかなか心が温まるものだと思われます。
 そしてもしも片方が亡くなってしまった時に、それらの言葉が手紙などの形で後に遺ってくれていたら――
 遺された側の人にとって、それはかけがえのない宝物になるのではないでしょうか。

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