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日本では二股は非難される [関連サイトから学ぶ]

 当塾の「『ルールズ2』と『新ルールズ』」の頁に先日、「ルールズ公認コーチ☆なおべ」と名のる人がコメントを書いてくださいました。
 そしてそのコメントの書き手である「ルールズ公認コーチ☆なおべ」というお名前には、「愛される女性になる秘密『ルールズ』 恋愛・婚活・結婚後の相談」というブログへのリンクがはられています。
 そのブログの書き手は以前は「なおべ」と名のっておられましたが、今では菊池直子というご本名をブログ上でも公表しておられます。

 そのブログのうち「私の詳細なプロフィール」と題された箇所では、菊池直子さんご自身が『ルールズ』の内容を実践して結婚に至った経緯が書かれています。
 そしてその中には、後に夫となった男性と交際しながら「出会いパーティーにも参加したりして新規開拓も」していたことが書かれています。
 しかし、それを読んだ人の中には「道義的に問題なのではないか」と感じる人も出てくるのではないか――そんな危惧を私は当塾の、「『ルールズ』婚への疑問点」の頁で書かせていただきました。

 どうもこの件の裏には、この問題に関する日本と英米との考え方の違いが影を落としているように感じられます。

 当塾の「合衆国の恋愛事情を紹介」の頁では、吉原真里という人が書いた『性愛英語の基礎知識』という本をご紹介させていただきました。
 この『性愛英語の基礎知識』という書名は、内容を正確に表わしていません。同書に7つの章があるうち、もっぱら性愛に関する内容を扱っているのは第4章だけでしかないのです。
 むしろ雑誌に連載されていた時の「恋愛単語で知るアメリカ」という題の方が、より同書の内容に合っていると言えるでしょう。
 そして同書の中には、次のように書かれている部分があります。

複数の相手と同時進行的に date する男女も少なくない。日本では、複数の人とつきあっているというと、とんでもない遊び人だと思われがちだが、アメリカでは、いろいろな人と交際してみた上で、自分に合った人を選んでより真剣な関係になるというプロセスは、肯定的にとらえられていることが多い。高校生のうちなどは、一人のガールフレンドやボーイフレンドと深いつきあいをするよりも、むしろいろんな相手と date することを、親がすすめるくらいである。

 私が英語圏で書かれた小説などを読んでいても、やはり「まだ必ずしも愛しあってはいない男女が、試しにつきあってみている」状態が描かれているものが多く見受けられます。
 エレン・ファイン+シェリー・シュナイダーが書いた『ルールズ』なども、そのような世相を前提としているのだということを決して忘れてはならないでしょう。

 もしかすると日本でも今後、そのような風潮が決して珍しくなくなっていくのかもしれません。
 しかし少なくとも私がこの文章を書いている2013年の時点では、まだ必ずしもそうなっていないように思われます。
 むしろ吉原真里の『性愛英語の基礎知識』に書かれているように「日本では、複数の人とつきあっているというと、とんでもない遊び人だと思われがちだ」という状況が続いているように思われるのです。
 ですから菊池直子さんが後の夫と交際しながら「出会いパーティーにも参加したりして新規開拓も」していたことに対しても、「道義的に問題なのではないか」と感じる人が出てくる可能性が考えられるわけです。

 誰か特定の相手とおつきあいしている状態の人が、別の相手に気が向いてしまうことは確かに起こりえますし、それだけであれば必ずしも非難するのは酷でしょう。
 しかしその場合、その人は罪悪感を抱き、早くその状態を解消できるように努力するべきなのではないか――2013年の時点の日本では、そのような考え方が主流なのではないかと私には感じられます。
 したがって、公然と「複数の相手と同時進行的に」おつきあいする人は、非難されてしまう覚悟をしておかなければなりません。
 ですので英米での風潮と似たようなことを日本でも行なおうとする場合には、その点に気をつかう必要があると思われます。

 この件に関する私の経験と考えについては、当塾の「二股をかける罪悪感」の頁で詳しく書いておきました。
 もしもご興味を感じていだけました場合は、そちらも併せてご参照ください。

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ルールズ公認コーチ☆なおべこと菊池直子

今回の記事も面白いですね~。

私の説明が悪かったのしれませんが、ルールズガールがお付き合いする男性は一人だけでそれを彼氏といいます。
その彼氏からプロポーズをされていなければ他の人ともデートしなさいとルールズでは言っています、この男性をお魚さん(これは複数でもOK)と呼びます。
このルールを怠って、彼氏一筋にして1年近く費やした挙句、プロポーズされず別れて時間を無駄にしたルールズガールを大勢知っています・・・。

お魚さんとは体の関係がないので非難はされないと思うのですが、それでも非難されるものでしょうか?
その非難というのは彼氏でしょうか?
であれば、彼女が他の人とデートできない方法、それは聖なるプロポーズをして指輪を贈り結婚すればいいだけなのではないでしょうか??
by ルールズ公認コーチ☆なおべこと菊池直子 (2013-10-23 23:06) 

梧桐渉

菊池直子さんが書いてくださったご質問に対しては2013年の10月27日、下記の頁でお答えさせていただく予定です。
http://gotolove.blog.so-net.ne.jp/2013-10-27

by 梧桐渉 (2013-10-25 18:20) 

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